巨大な潜水艦が街中に出現!「てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)」【広島】

てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)
街中に突如巨大な潜水艦が出現! ここは広島県呉市の海上自衛隊呉資料館。通称:てつのくじら館。長さ76.2mの本物の潜水艦・あきしおです。潜水艦の中に入ることもできるんですよ。

帝国海軍の拠点から造船の街・呉へ

てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)
広島県呉市は瀬戸内海に面した港町です。明治時代から帝国海軍の拠点として様々な兵器や戦艦が製造されてきました。世界最大の日本海軍の戦艦・大和も呉で建造されました。この呉駅前のスクリューモニュメントは、造船の街・呉をアピールするために呉ライオンズクラブが2006年に設置したものです。

呉港に臨む展示用潜水艦・あきしお

てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)
たくさんのタンカーが停泊している呉港を背景に、巨大な潜水艦・あきしおが鎮座しています。1983年に三菱重工神戸造船所にて製造され、1985年に進水。1986年に就役してからは様々な任務を遂行し、2004年に現役を引退しました。18年間お疲れ様でした。

本物の潜水艦内部を見学できる!

てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)
あきしおは2006年09月に国内最大のクレーン船で陸揚げされ、その後は潜水艦内部を一般公開する展示資料となっています。てつのくじら館では本物の潜水艦の中に入ることができるんですね。艦長室や士官室の実物を見られる機会なんてめったにないですよ。

3階建てのてつのくじら館

てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)
入館無料ということもあって、休日にはたくさんの観光客で賑わいます。3階建ての建物で、1階は海上自衛隊について、2階は掃海(そうかい)の歴史、3階は潜水艦の展示となっています。掃海というのは機雷(きらい)を除去する、海上自衛隊の大切な仕事の一つ。

2階で知る日本海と機雷除去の歴史

てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)
戦後、数多くの機雷によって日本の海は恐怖の海となってしまいました。恐ろしい機雷の威力や、危険を顧みずに除去作業を行っている隊員の活躍を映像やパネルで学ぶことができます。でもどうしてもメカメカしい機関砲やフロート、機雷などに目が行ってしまいます。現在も機雷除去をし続けているなんて、本当に大変なお仕事ですね。

機関砲は浮上した機雷を処分するために装備されているが、機関砲弾を貫通させて水没させるだけでは完全に危険を除去できないため近年はあまり使われていない。

3階部分で学ぶ、潜水艦の歴史や技術

てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)
ここへ来た一番の目的はなんと言っても潜水艦の展示です。潜水艦の歴史や技術、乗組員たちの日常生活を様々な角度から展示しています。もちろん展示品はほとんどが実際に使われていた本物です。Know Your Boat(己の艦を知れ)!!

イスのフタの下にあるものは?

てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)
食堂のイスのフタを開けると、玉ねぎやじゃがいもがぎっしり。潜水艦は狭いですから、場所を有効に活用せねばなりません。食品はこんな風に乗組員たちのおしりの下に収納されているんですね。

狭さ・低さにびっくりの寝室

てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)
潜水艦の寝室です。実際に横になって記念撮影をすることもできます。私も寝転がってみたのですが、かなり狭い。というか低い。高さがたった40センチしかありません。すぐ目の前に天井(上のベッドの底)が迫っていて頭をぶつけそうです。するりと体を滑らせるようにして出入りします。

貴重な真水を使う工夫・トイレとシャワーブース

てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)
こちらはトイレとシャワーブース。意外に普通でウォシュレットもあります。周りは海水だらけでも潜水艦には限られた量の真水しか積むことができません。食器洗いやトイレは海水を使い、水を出しっぱなしにしないように、蛇口は手を離すと水が止まる仕組みです。潜水艦の真水使用量は1日1人あたりたった15リットル。これは日本人平均の20分の1以下なんですって。

金曜日のメニューはもちろんカレー!

てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)
なによりも皆さんが楽しみにしているのが食事です。潜水艦の乗組員の食事は1日4食。この日のメインメニューはカレー。実は金曜日はいつもカレーと決まっているんです。潜水艦の中では曜日感覚がなくなってしまうので、カレーが出ると「あ、今日は金曜か!」と思い出すんですね。

いよいよ潜水艦あきしお内部へ

てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)
さあ、いよいよ潜水艦・あきしお艦内体験へGO! 全長76m、重さ2200トンの巨大な鉄の鯨の内部探検ですよ。わあ、なんか『沈黙の艦隊』っぽい(←頭の悪い感想)。潜水艦に乗るのは生まれて初めてです。並んでいる皆さんも目を輝かせていましたね。

迫力の潜水艦はぜひ実物をご覧ください

てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)
ただしこの内部は撮影禁止。そしてすべての個所を見られるわけではありません。士官の寝室、士官室、船長室、トイレ、シャワールーム、厨房を狭い通路を通りながら眺める形です。

壁や天井に縦横無尽に張り巡らされたダクトやパイプが美しいのなんの。一面スイッチだらけのパネルや潜望鏡なんてワクワクしっぱなし。写真でご紹介できないのが残念ですが、これはぜひ実物を見ていただきたい。すごい迫力でした。

おみやげコーナーと萌えパネル

てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)
最後にお土産コーナーへ。てつのくじら館オリジナル商品だけでなく、海に関するインテリアグッズやフィギュア、模型などぎっしり。そしてやはりここにも萌えがありました。3等海尉のシャルロット・ハリス・鳴海さん(イラスト:深崎暮人氏)。真っ白なユニフォームが眩しいです。(2017年05月03日訪問)【麻理】

参考文献

地図&情報

てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)
住所 :広島県呉市宝町5-32
電話 :0823-21-6111
休業日:火曜日・年末年始
時間 :09:00~17:00
入館料:無料
駐車場:無料(大和ミュージアムと共用)
関連URL:海上自衛隊呉史料館 | 愛称:てつのくじら館
※情報修正2017年09月

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