セルフビルドの巨大洞窟寺院で地獄めぐり「ハニベ厳窟院」【石川】

ハニベ厳窟院
石川県ハニベ厳窟院は珍スポマニア垂涎のセルフビルドスポット。極彩色のヘタウマ仏像が100体以上洞窟内に点在しています。入り口の頭だけの大仏もインパクト大!

15メートルの巨大仏頭に心鷲づかみ

ハニベ厳窟院
まずぎょっとするのが、高さ15メートルの大仏仏頭。山に囲まれた田舎の町に突如どーんと出現。この時点で心をがっしりと鷲づかみですよ。内部は小さな水子地蔵が無数に並んだ観音堂となっています。

山を登った奥がハニベ厳窟院の真骨頂

ハニベ厳窟院
しかし驚くのはまだ早い。この先がハニベ厳窟院の真骨頂です。右手奥に山へ登る階段へGO。自然陰石という怪しげな巨石、庭園内に置かれた彫刻、美術品が納められたお堂を眺めつつずんずん進みましょう。

洞窟内からは冷たい空気が漂う

ハニベ厳窟院
洞窟入り口では異様な迫力の仁王像が出迎えてくれます。この日は30度を超えていましたが、思わずブルッと体を震わせるほどの冷たい空気が漂ってきます。洞窟内は夏は涼しく冬は暖かく保たれています。

100体以上の仏像が洞窟内に点在

ハニベ厳窟院
洞窟内には一応ところどころ灯りがついているのですが、外に比べると薄暗い。そのうち目が慣れてくると驚くべき光景が広がっています。仏像が100体以上、あっちにも、こっちにも!

世界平和を願った彫刻家・都賀田勇馬氏

ハニベ厳窟院
この洞窟は自然のものではなく戦後まもなく石切場だった場所を改築したもの。創設者は金沢生まれの彫刻家・都賀田勇馬(つかだ ゆうま 1891~1981)氏。彫刻界の重鎮とも言われた勇馬氏は戦後の混乱を憂え、世界平和を祈願してハニベ厳窟院を作り始めたのです。

ハニベとは土部師(はにべし)のこと

ハニベ厳窟院
ハニベのハニとは埴輪(はにわ)の埴。古代、陶芸を司った土部師(はにべし)からきています。つまりハニベは現代で言う彫刻家。ここは先代の勇馬氏とその息子さん都賀田伯馬氏の親子二代で創り上げた大仏教厳窟寺院なんです。

全く作風の違う2種類の彫刻

ハニベ厳窟院
洞窟の地獄巡りをしているとあなたはあることに気づかれるでしょう。あれ、ここの彫刻、真っ二つに種類が分かれてないか? と。1種類は非常に精巧に作られた、仏教彫刻やレリーフ。もう1種類はアングラでグロテスクな血まみれ人形。

父上の作品と息子氏の作品とどちらがお好き?

ハニベ厳窟院
前者は日展の審査員でもあった彫刻界のドン・父上の作。後者は息子氏の作。もちろん父上の作品の見事さにはうなりますが、息子氏の作品は人間の欲望、罪、俗っぽさなどドロドロしたものが吹き出しているようで魅力と迫力があるんですよ。リビドー炸裂でございます。

乱用の罪の像とは

ハニベ厳窟院
こちらは巨大な一物を抱えている男性の像。説明書きには「乱用の罪。一物重く足腰立たず」と看板にありました。なぜかお賽銭がたくさん乗っかっているのが面白い。

日本一の涅槃像

ハニベ厳窟院
1時間近くかかる洞窟を抜けると「日本一の涅槃像」の看板がありましたので汗だくになりつつ山を登ってみました。広場にはポツンと置かれた仏像。そ、それだけ? どうもまだ建築途中みたい。(2006年07月22日訪問)【麻理】

参考文献

地図&情報

ハニベ厳窟院(がんくついん)
住所 :石川県小松市立明寺町イ1番地
電話 :0761-47-3188
拝観料:大人800円
休業日:年中無休
時間 :09:00~17:00(4月~9月)09:00~16:00(10月~3月)
駐車場:無料
関連URL:ハニベ厳窟院
※情報修正2016年10月

スポンサーリンク

「日本珍スポット100景」書籍化

当ブログ「日本珍スポット100景」が書籍化されました。あなたの珍スポ旅行のおともにぜひどうぞ。

訪問の前にご注意

注意事項

……というのは珍スポットではよくあること。上の情報は記事掲載後に変更されている事があります。お出かけの際は事前にご確認ください。(「注意・免責事項」ページ参照

もし「もう閉鎖されたよ」「時間が変更されてた」などの情報がありましたら、早急に修正いたしますのでメールフォームにてお知らせください。あなたの情報が珍スポット(と管理人)を救う!

注意事項

■当ブログに掲載されている情報は、予告なしに変更する場合があります。

■当ブログに掲載されている情報には情報作成時期におけるものです。情報が更新された際には修正を心掛けておりますが、内容の正当性及び正確性、安全性を保証するものではありません。

■当ブログに掲載されております情報(文章・画像全て)の転用・複製・販売等一切はしないでください。特にまとめサイト、キュレーションサイトなどの使用を固く禁じます。無断使用の場合はサイト管理者に使用料を請求します。