生首だけのダルマと日本一の弁財天「風吹山弁財天院」【和歌山】

風吹山弁財天院
和歌山県風吹山弁財天院。ようやくこの目で見ることができました。インパクトありすぎな生首だけのダルマ、天女飛び交う極楽浄土のレリーフ、日本一の大きさの弁財天像をご覧あれ。

小さいので見過ごさないように注意

風吹山弁財天院
風吹峠の道路脇に小さな雑木林があります。裏側は採石場になっていてあたりは殺風景な感じなのに、ここだけポツンと小さな林。風吹山弁財天院という看板がありますがうっかり見過ごしてしまいそうです。

異世界に迷い込んでしまったような

風吹山弁財天院
雑木林の入り口。中は意外にも鬱蒼としていて、レトロな朱塗りの橋と相まって幻想的です。採石場と道路だけの荒涼とした風景から急に雰囲気が変わるので、まるで異世界に迷い込んでしまったかのような錯覚を覚えます。

鳥居奥のあれは一体なに?

風吹山弁財天院
橋を渡ると赤い鳥居が見えてきました。でも鳥居よりももっとインパクトのあるものに視線が釘付け。鳥居奥にあるあの生首はいったい何なの?

戦没者の慰霊のようだけど

風吹山弁財天院
立方体の箱のような建物の上に、ドスンと生首(達磨?)が乗っているのです。しかも白目むいてる。怖い……。建物の前に「忠魂 身はたとい異國の果てに散りぬとも七たび人間に生まれ國恩に報いん」と書かれていました。ということは戦没者を祀るためのものなのかしら。でもなんで首だけなのかはわかりません。

神仏習合なのかな

風吹山弁財天院
鳥居を抜けて右側には、幸福地蔵菩薩と恵比寿像がありました。鳥居にお地蔵様に恵比寿? 風吹山弁財天院は神と仏両方が入った神仏合習系みたいです。

お花に囲まれた恵比寿様

風吹山弁財天院
この恵比寿様、二・五頭身で妙にカワイイお顔。周りにお花も散っていてファンシーな造形です。さっきの生首の怖さが中和されるような気がします。

出ました「神の啓示」

風吹山弁財天院
幸福地蔵菩薩の台座には数々のお地蔵様のレリーフが埋め込まれています。たくさんのものがびっちり整然と並んでいる光景にしびれる管理人ですが、苦手な人は不気味に感じるかもしれませんね。説明書きには「幸福地蔵菩薩は、風吹山弁財天様の御神示により之れを建つ」と書かれていました。神の啓示。このキーワードはオヤジ系珍スポットにつきもの。

原田啓之助氏が私財を投じて建立

風吹山弁財天院
もしや……と思って調べてみたら、やっぱり風吹山弁財天院は地元在住の原田啓之助という方が私財を投じて作られたものでした。地元の名士さんなのかな。開眼は昭和42年(1967)4月。

いろいろご利益がある弁財天院

風吹山弁財天院
説明書きを読んでみました。うっ、サビサビだしところどころ消えかかっていて読みづらい……。この峠は交通量が多いので、交通安全祈願のためとありますね。落石もあるみたいで結構危険なのね。他の説明書きには水子供養、戦没者の慰霊、青少年の不良化防止、子供の安全幸福守護──と書いてありました。

公明皇后がモデルの弁財天

風吹山弁財天院
いよいよ境内の奥にある風吹山弁財天とご対面。高さ7メートルの弁財天像は、建立当時(昭和42年)には日本一の大きさ、そして日本一の美しさであると言われたそうです。モデルは光明皇后。ふっくらとしたお顔が優しげ、かつ堂々としたおおらかさも感じます。

カラスよけの弓矢?

風吹山弁財天院
台座の天女たちのレリーフも実に見事。台座に結構大きな弓矢のようなものがありますよ。先の方に「カラスよけ」と札がつけられていました。この辺カラスが多いのか……ってその前にこの札どういう意味なの? カラスに襲われそうになった参拝者はこれで撃退せよってこと? バイオハザードか。

仏像の制作は角田蘇風氏

風吹山弁財天院
わかやま新報」様によるとこれらの像を造ったのは、原田啓之助氏に依頼された三重県の造形作家・角田蘇風(すみたふそう 1898-1977)氏だそうです。「製作素材としてコンクリートや樹脂を使った先駆け的人物で、その写実性に富んだふくよかな造形が氏の持ち味」とあります。コンクリート仏像と珍スポットは非常に相性がいいですものね。

神霊之泉はいかがなものか

風吹山弁財天院
最後に入り口にあった神霊之泉をご紹介します。円柱形の井戸(?)のようなものの上にバケツやらよくわからない機械やら乗ってます。現在は原田氏のご子息がここを管理されているそうですが、ご高齢のためメンテナンスが難しいのかもしれません。末永く続いて欲しいスポットでした。(2012年06月16日訪問)【麻理】

参考文献

地図&情報

風吹山弁財天院
住所 :和歌山県岩出市根来字洞尾2276-2
電話 :0736-68-1117
関連URL:風吹山弁財天院ホームページ【TOP PAGE】 | 和歌山県 風吹山弁財天院
※情報修正2016年09月

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