コスプレイヤー御用達「埼玉県山西省友好記念館・神怡館」【埼玉】

神怡館
埼玉県と中国山西省の友好締結10周年を記念して1992年にオープンした神怡館。館内は中国のお宝がぎっしり! 唐代寺院建築風の建物ではよくコスプレイヤーの撮影会も行われます。

神怡館の神怡って何?

神怡館
神怡館(しんいかん)の正式名称は埼玉県山西省友好記念館です。神怡って難しい字ですね。これは中国北宋代の政治家・范仲淹(はんちゅうえん)が書いた『岳陽楼記』にある一節「心曠神怡(しんこうしんい)」に由来し、「心がひらけて気持ちが和らぐ」という意味です。

唐の時代の風景の中コスプレ撮影会

神怡館
神怡館はごらんの通り、中国の唐の時代の寺院を模して作られています。入り口に「歓迎! コスプレイヤー」のポスターが貼ってありましたよ。確かに中国風のキャラクタの背景としてとても合うでしょうね。更衣室も有料(200円)で借りられるのは便利。

館内は広々ゴージャス

神怡館
山西省の展示品をメインに、中国の文化を幅広く集めたパビリオン的な内容。天井が高くて広々としています。ゴージャス! ビデオシアターや中国雑貨をお手頃な値段で販売している売店もあります。

秦の始皇帝の兵馬俑

神怡館
兵馬俑(へいばよう)は高貴な人がなくなった時に一緒に眞衣する等身大の人形です。秦の始皇帝のお墓のものが有名ですね。始皇帝陵は長年伝説にすぎないと思われていましたが、1974年に8000体もの兵馬俑とともに発見されました。一つ一つ顔や表情が異なっていて写実的な作りになっているため、当時の軍隊には様々な民族の兵士がいたことが判明しました。

呪術的な儀式に使われた楽器・編鐘(へんしょう)

神怡館
編鐘(へんしょう)という古代中国の楽器です。その昔、呪術と音楽が結びついていた時代のもので、眠気を誘うような音を儀式に使っていました。編鐘の発見により、平均律はギリシヤから中国に伝わったという説がくつがえり、中国独自の音階が作られていたことが分かりました。

永楽宮の巨大壁画の複製

神怡館
この壁画、10メートル弱はあるでしょうか。元の時代に作られた道教建築・永楽宮(えいらくきゅう)にある壁画の一部の複製です。元々の壁画はなんと面積が1平方kmという巨大なもの。道教の神々が描かれています。

この道士・目が6個もある!

神怡館
あれ、この人目が6個もある! この六つ目のおじいさんは蒼頡(そうけつ)という名前の仙人です。漢字を発明したと信じられている伝説の人物で目が4つあるとも6つあるとも言われています。鋭い観察眼と頭脳の持ち主ってことね。

今も台湾や香港ではパソコンで漢字を入力する時に、彼の名にちなんだ倉頡輸入法(そうけつゆにゅうほう:輸入方とは入力法を示す中国語)という方法が採用されているんですって。

動きのある仏像・仏光寺東大殿の脇侍菩薩像

神怡館
天井に届きそうなぐらい巨大な仏像、仏光寺東大殿脇侍菩薩像(わきじぼさつぞう)です。仏光寺は神怡館の建物のモデルになったお寺。唐代の極彩色の彩色法が華やかですね。インドから伝わった三屈法(頭、上半身、下半身を別の角度に向ける技法)で作られていて、今にも動き出しそうな生き生きした姿です。

神怡館の衣装は一味違う豪華なもの

神怡館
冒頭でコスプレ撮影会にも使えると書きましたが、衣装の貸し出しも行っているんですよ。いわゆるチャイナドレスだけでなく、皇帝服やお后風の豪華な衣装もあります。料金は300円から500円とリーズナブルです。そもそも入館料自体が200円なのでありがたいですね。

マンガ版三国志もゲーム版三国志も歓迎

神怡館
コスプレだけではありません。こういう真面目な施設にしてはめずらしく、マンガやゲームなども全面バックアップ。「あんなのは本当の中国が描かれていない」なんて批判は野暮。こういうオタクに優しい運営方法も好感が持てます。

レストランは閉店してしまっている

神怡館
でもかなり心配な部分が。こちらは博物館隣にあるレストラン・鳳鳴館。かなり長い間閉店してるようです。飲茶を提供するお店だったらしいのですが、せっかくの建物が何も使われておらず残念です。神怡館は見どころも多いしもっとお客さんが入ってくれたらいいのになあ……。

おまけ:神怡館の向かいにある縄文式の住居

神怡館
神怡館と道路を挟んで向かい側は公園になっています。古代復元住居があったのでついでに見に行ってみました。縄文時代の薬師堂遺跡と呼ばれるもので、竪穴式の住居や石器がここから発見されました。

住むには絶好のロケーション

神怡館
中はひんやりとしていて気持ちいい。日当たりは良いしすぐそばに川も流れているし緑はいっぱいだし、獣や魚の捕獲や木の実の採取もできて安心。縄文人の方々なかなか土地を見る目がありますね。いいなあ、こんな別荘ほしい!(2016年07月16日訪問)【麻理】

参考文献

地図&情報

埼玉県山西省友好記念館(さいたまけんさんせいしょうゆうこうきねんかん)神怡館(しんいかん)
住所 :埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄2245
電話 :0494-79-1493
休業日:火曜日、祝日の翌々日、年末年始
入館料:大人200円
時間 :09:00~17:00
関連URL:埼玉県山西省友好記念館 神怡舘(しんいかん)
埼玉県山西省友好記念館「神怡舘」の公式ファンページ – 埼玉県
※情報修正2017年07月

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