目がくらむほどドハデ! 関東で一番近い台湾「聖天宮」【埼玉】

聖天宮
你好! 今私は台湾に旅行中です──なんてことはなくて、ここは埼玉県坂戸市です。聖天宮は5千頭の龍で装飾された道教のお宮です。コスプレ撮影会も開かれる超ドハデ中国建築ですよ。

田園風景に突如出現する中国建築

聖天宮
坂戸市は田園風景がひろがるのんびりした土地です。そこにいきなりどどーんと極彩色な中国様式の建物が建っています。な、なんだこりゃ。なぜここにこんなきらびやかな中華建築が!?

台湾の貿易商が神のお告げによって建築

聖天宮
聖天宮は、台湾の貿易商・康國典(こうこくてん)氏が神のお告げによって建築したお宮です。出た「神のお告げ」! 珍スポットにおいてやたら出現する重要キーワードです。康さんは40代で大病を患ったのですが道教の神に祈ったところ見事完治。

台湾の宮大工が15年の歳月をかけて完成

聖天宮
感謝のためにお堂を建てようと思い立ったのですが、その時神から「日本の坂戸市に建てよ」とお告げがあったのです。そして台湾の宮大工を呼び寄せて15年かけて聖天宮を完成させたのでした。台湾の神様、なぜか埼玉が好きだったみたい。

日本国内で最大級の道教の建築

聖天宮
台湾の億万長者はすごいですね。そりゃあもうため息が出るほど豪華な作りなのです。これまでも中国様式の建物はいくつかご紹介しましたが、ここは日本国内に現存する道教の建築としては最大級。お寺というよりは宮殿ですな。

徐福は稀代の詐欺師か、それとも天才方士か?「徐福公園」【和歌山】
    徐福(じょふく)は秦の時代の中国に存在したといわれる伝説の方士(呪術・占星術などの方術を使う学者・魔術師)です。徐福の墓がある和歌山県新宮市の徐福公園にやってまいりました。
真相はいかに? ロバート・バウン号事件の謎「唐人墓」【石垣島】
    石垣島の南西にある唐人墓は1852年に起った事件の中国人犠牲者の慰霊のために建設されました。極彩色の彫刻が空と海に映えますね。今回はロバート・バウン号事件の謎に迫ります。

学生時代の通訳の思い出

聖天宮
学生のころに、ボランティアの通訳で台湾の方を浅草寺にご案内したことがありました。でもあまり楽しくなさそう。理由を聞くと「なんか……地味……」。そりゃそうでしょう。こんなお寺がデフォルトの台湾からすると、詫び・寂びの日本の寺は地味に感じるでしょうね。

釘を一本も使わずに組まれた天井

聖天宮
屋根瓦の黄色は神様と皇帝の建物にしか使われない特別な色です。ガラスとタイルで作られた屋根飾りは太陽の光りを浴びてギラギラと輝いています。天井は1万以上の部品がまったく釘を使わずに組まれているそうですよ。

建物全体に5000頭の龍

聖天宮
あちこちにある龍の彫刻。これらは透かし彫りです。建物全体に使われている龍の数は5000頭。使う龍や方角、建築様式も全て神様がお告げとして康氏にオーダーしたもの。台湾の神様は贅沢ねえ!

神仙思想と老荘思想から成る道教

聖天宮
道教は中国で生まれた太古の民間信仰。後に三国志の英雄・関羽も神様の一人となる多神教です。不老不死の探求や占術を含む神仙思想と、老子や荘子の説いた道(タオ)を中心とする老荘思想の二つの面があります。中央にまつられているのはご本尊の三清道祖です。

本場台湾の参拝体験

聖天宮
聖天宮のお参りの方法はちょっと変わっています。お線香を三本持ってひざまずき、御本尊の名前をとなえて、自分の住所・名前を言います。日々の報告と願い事を言って線香を香炉に立てます。男女で方法が違うのですがちゃんと説明書きがあるから大丈夫。

コスプレの聖地・聖天宮

聖天宮
5年ほど前から聖天宮が注目を集め始めています。関東のコスプレイヤーここでコスプレをしたり、撮影会を開いたりしているからです。康さんは生前から、多くの人に使ってもらいたいと好意的に受け取っていらっしゃいました。今ではすっかりコスプレの聖地に。埼玉の中国建築はコスプレイヤーに手厚いですね。

コスプレイヤー御用達「埼玉県山西省友好記念館 神怡館」【埼玉】
    埼玉県と中国山西省の友好締結10周年を記念して1992年にオープンした神怡館。館内は中国のお宝がぎっしり! 唐代寺院建築風の建物ではよくコスプレイヤーの撮影会も行われます。
聖天宮のコスプレは予約が必要です。詳細については公式サイトをご確認ください。

『三国志』や『鬼灯の冷徹』のコスプレにいかが?

聖天宮
確かにコーエーのゲーム『三国志』やコミック『鬼灯の冷徹』などのコスプレ撮影のロケーションにぴったりですよね。早朝に太極拳教室も行われているみたい。さすが台湾の霊験あらたかな神様。坂戸市が活性化することもお見通しだったみたい。(2016年07月18日訪問)【麻理】

参考文献

地図&情報

聖天宮
住所 :埼玉県坂戸市塚越51-1
電話 :049-281-1161
休業日:年中無休
時間 :10:00~16:00
拝観料:大人300円
駐車場:
関連URL:五千頭の龍が昇る 聖天宮 | 公式ホームページ
※情報修正2016年11月

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