ウミガメが生きる海を守ろう「久米島ウミガメ館」【久米島】

久米島ウミガメ館
沖縄県久米島は昔、琉球一美しい「琉美島(くみじま)」と呼ばれていました。久米島の海に棲むウミガメについて学びに久米島ウミガメ館を訪れました。ゆったり泳ぐ姿に癒やされます。

広告

久米島と橋でつながる奥武島

久米島ウミガメ館
久米島ウミガメ館(くめじまうみがめかん)は実は久米島ではなく奥武島(おうじま)にあります。久米島と奥武島は800メートルほど離れていて、海中道路の新奥武橋(しんおうばし)で行き来ができます。1983年の開通までは、島民は徒歩や竹馬、漁船で行き来をしていました。

久米島には昔からウミガメに関する伝説がいくつかあるんですよ。浦島太郎伝説もその一つ。

広告

ウミガメの形をした水族館

久米島ウミガメ館
久米島ウミガメ館は上から見るとウミガメの形をしています。ここではウミガメに餌をあげられる「ふれあい体験」、ウミガメの泳ぐ「大水槽」などの展示を中心に、ウミガメの生態を学ぶことができます。

ユニークな沖縄のうさんしー伝説

久米島ウミガメ館
私は個人的に浦島伝説(浦島太郎のお話)に興味があり、日本各地の浦島伝説の地を訪ねています。沖縄の浦島伝説は本土のものとちょっと違っています。

浦島太郎は沖縄では「うさんしー」と呼ばれており、美しい乙女の姿で若者の妻になる「亀女房」のパターンになっていたり、男が亀に助けられて唐に渡る話だったりとユニークでとても興味深いのです。

泣ける! ウミガメシアター

久米島ウミガメ館
美しい海を誇る久米島にもウミガメがたくさん生息しています。世界のウミガメについて学べるパネル、2000点以上ある貝の標本を展示など。私のお薦めは、久米島のウミガメについて学ぶウミガメシアターです。アカウミガメの「リサ」を主人公にした10分のミニ映画が泣けるんですよ。うわああん、リサー!(TロT)

時間を忘れる癒やし空間

久米島ウミガメ館
久米島ウミガメ館の大水槽では大きなウミガメを見ることができます。スイーッと空を飛ぶように水中を泳ぐウミガメ。時間を忘れるような癒しの空間です。とてものんびりした優雅な泳ぎですが、ウミガメは実は時速20キロで泳ぐことができます。

ウミガメは意外に速く泳ぐ

久米島ウミガメ館
猛スピードで逃げる時は時速30キロ以上にもなります。一方人間の水泳の速度はオリンピック選手の北島康介選手でも時速6キロほどです。意外にウミガメは速く泳ぎますね。ダイビング中に遭遇できたらラッキーです。

水槽の様々なウミガメたち

久米島ウミガメ館
この大水槽で飼われているのはアオウミガメ、アカウミガメ、タイマイ。小さな水槽には、アカウミガメ、オアウミガメの赤ちゃんがパタパタと小さなヒレを動かして泳いでいます。かわゆ〜い! 久米島ウミガメ館では、ウミガメの保護活動にも力を入れています。

ウミガメの見分け方

久米島ウミガメ館
アカウミガメ、アオウミガメの見分け方はご存知ですか? アカウミガメは頭が大きくて、甲羅が文字通り赤っぽい。アオウミガメは頭がちっちゃくて甲羅が黒っぽい感じ。沖縄の海で泳いでいて良く見るのはアオウミガメで、アカウミガメはレアです。

ギザギザしててガメラっぽいのがアカウミガメで、海で発見できたらラッキーですよ。

絶滅の危機にあるウミガメ

久米島ウミガメ館
ウミガメは世界的にはジャイアントパンダやシロナガスクジラ並に絶滅の危機に貧しています。国際自然保護連合(IUCN)によると、タイマイは「ごく近い将来に絶滅の危険性が極めて高い絶滅危惧ⅠA類」に分類、アカウミガメ、アカウミガメは「ⅠA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高い絶滅危惧ⅠB類」に分類しています。

ウミガメを守るために学ぼう!

久米島ウミガメ館
近年の護岸工事により沖縄でもウミガメの産卵場が激減している上、食用・装飾品として乱獲されたためです。世界的にウミガメ保護の方向に向かってはいますが、中国の赤サンゴと同じく、今もウミガメの密猟が絶えません。ウミガメを守るためにいったい何ができるのか、深く考えさせられる施設でした。(2013年11月01日訪問)【麻理】

参考文献

地図&情報

久米島ウミガメ館(くめじまうみがめかん)
住所 :沖縄県島尻郡久米島町奥武170
電話 :098-985-7513
時間 :09:00~17:00(入館16:30まで)
休業日:火曜(火曜日が祝日の場合、ゴールデンウィーク、7月21日~8月31日は開館)
入場料:大人300円
駐車場:無料
関連URL:久米島ウミガメ館スタッフ日記
※情報修正2017年10月