美しすぎるって不幸なことね「東平安名崎・マムヤの墓」【宮古島】

東平安名崎 マムヤの墓
かつて宮古島にいたという絶世の美女・マムヤ。そのあまりに美しすぎる美貌は彼女に不幸をしてしまいました。彼女を襲った悲劇とはなにか、マムヤの墓がある東平安名崎を訪ねました。

東平安名崎に伝わる美女伝説

東平安名崎 マムヤの墓
ここは東平安名崎(ひがしへんなざき)。前回の記事、西平安名岬は宮古島の北西にありましたが、東平安名崎はその反対側の東の端っこにあります。宮古島でも屈指の絶景を誇る有名観光地です。

巨大風車は宮古島を救うか?「西平安名崎(西平安名岬)」【宮古島】
    宮古島の西平安名崎。北1.5キロには池間島が浮かんでいて、宮古島と池間島を結ぶ池間大橋を見渡せる風光明媚な公園です。2011年からあることで大変注目を集めているんですよ。

保良(ぼら)村のマムヤ

東平安名崎 マムヤの墓
昔、東平安名崎の近くの保良(ぼら)村に大変美しく機織りの上手なマムヤという娘がいました。マムヤは体からニフニリ(香草)の芳しい香りが立ち上っていたといいます。

彼女を妻にしたいという役人たちがたくさん求婚しましたが、マムヤは一向に首を縦に振りませんでした。しかしどんなに断っても男たちがひっきりなしに訪れるので、とうとうマムヤは姿を消してしまいました。

勝負に負けて按司の妻に

東平安名崎 マムヤの墓
マムヤは岬の下の洞窟に身を潜めて、ひっそりと機織りを続けていました。しかし機を織る音を聞いた野城按司(あじ:按司とは豪族のこと)がマムヤを見つけてしまいました。按司とサンゴの石垣積みと芭蕉の糸を紡ぐ勝負をして負けたマムヤは、野城按司の妻となって暮らすことになりました。

東平安名崎から身を投げたマムヤ

東平安名崎 マムヤの墓
けれども実はその按司には妻も子もいたのです。本妻の嫌がらせに耐え切れなくなったマムヤは、いったい自分と妻とどちらが大切なのかと按司に詰め寄りました。按司は「フスユスバイ(糞尿)の臭いがしても、子供のいる妻のほうだ」と答えました。

マムヤは絶望のあまり東平安名崎の断崖絶壁から身を投げてしまいました。

どうぞもう美しい娘が生まれませんように

東平安名崎 マムヤの墓
マムヤの母親は美しさ故に苦しんだ娘のことを思い、村の娘がマムヤのような辛さを味わうことがないようにと神に祈りました。それ以後、保良村には美しい娘は全く生まれなくなったということです。

巨石にもうけられたマムヤの墓

東平安名崎 マムヤの墓
これがマムヤの墓です。巨石の端の穴に墓石がおさまっています。冒頭の写真はこのお墓にあったマムヤの肖像です。今もお茶やお菓子などのお供え物が供えられていますよ。

切なくなるほど美しい絶景

東平安名崎 マムヤの墓
東平安名崎は、春になると一面テッポウユリが咲き乱れます。空や海の青と百合の白さのコントラストに胸を打たれます。絶景を「切なくなるほど美しい」などと書いたりしますが、マムヤの悲しい伝説は東平安名崎の風景に良く似合っていると思いました。

みなさん美人ばかりですよ

東平安名崎 マムヤの墓
あんまり綺麗な景色なんで思わずまたタコとばしちゃいました。そうそう、宮古島のこのあたりの娘さんの名誉のために書きますが、みなさんお目目ぱっちり&まつげバッチリの、いわゆる沖縄美人ばかりですよ。マムヤのお母さんが美人が生まれないようにと願ってもちゃんと抜け道はあるのです。良かったですね。

マムヤはこの呪いをかけた後、ただ一つだけ呪いの除けの方法を残したと言われております。それは、この東平安名岬の芝生の窪みにたまった水が満月を浮かべて光り輝いている時、妊婦がその水を手ですくって飲むと、マムヤの呪いはすべて消え去ると言うことでございます。

きっと、保良村のお母さん達は、満月の夜、我が子が美しくあれしかと祈って、この東平安名岬で月を浮かべた美しい自然の水を飲んでおられることでしょう。
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岬の端にある真っ白な灯台

東平安名崎 マムヤの墓
東平安名崎の先端には、まっ白な美しい灯台が立っています。遊歩道で歩いて10分ほどです。残念ながら私の訪れた夕方にはもう閉まっていたのですが、登ると壮大な大パノラマが見られるでしょうね。

百聞は一見にしかずだよ

東平安名崎 マムヤの墓
入り口にあった看板です。

日本三景に勝る絶景かなの一言です
もう言葉にできないほどすごかった キレイ、かっこいい、超ステキー!!! 私の乏しい脳みそではこれくらいの言葉でしか大絶賛できません。すらばしすぎっス!!!
灯台サイコー! 世界が見えたってかんじ
はっきり言って■■■安い

という文字が並んでいましたよ。(2011年04月20日訪問)【麻理】

参考文献

地図&情報

東平安名崎 マムヤの墓
住所 :沖縄県宮古島市城辺町保良平安
電話 :090-8294-4010
時間 :09:00~16:30頃
料金 :大人200円(灯台)
休業日:年中無休 悪天候の場合休み
駐車場:50台(無料)
関連URL:東平安名岬 宮古協栄バス合資会社 合資会社協栄タクシー
沖縄民話「平安名(へんな)のマムヤ【宮古・城辺町】」~日刊OkiMag
※情報修正2016年09月

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