平家物語を300体の蝋人形で再現!「平家物語歴史館」【香川】

平家物語歴史館
祇園精舎の鐘の声……古典『平家物語』の冒頭を覚えてますか? 香川県の平家物語歴史館は平家物語の名場面を300体の蝋人形で再現した日本最大の蝋人形博物館です。

300体もの蝋人形! 日本最大のろう人形館

平家物語歴史館
平家物語の名場面に「屋島・檀ノ浦の戦い」がありますよね。その檀ノ浦の近く、香川県高松市に平家物語歴史館があります。この平家物語歴史館には、なんと300体以上というベラボーな数の蝋人形が展示されている「日本最大のろう人形館(公式キャッチフレーズ)」なのです。

1階部分は四国の偉人の展示

平家物語歴史館
入り口入ってすぐはまだ平家物語の人形は見られません。はやる心をじらすように(?)展示されているのは、四国出身の有名人、偉人の像。広々としたフロアに約40体が立ち並んでいます。でもまだまだここはまだフルコース料理の前菜。最初からテンション上げすぎないようにしましょう。

おおっ、二宮忠八もいる!

平家物語歴史館
俳人の正岡子規、マンガ家の横山隆一、ご存じ坂本龍馬、そして珍スポットマニアならおさえておきたい、発明家・二宮忠八もいますよ! 誰それ? というあなたは以下の記事を読んでみてくださいね。

ライト兄弟よりも早かった飛行機の発明「飛行神社」【京都】
    ライト兄弟より16年も早く有人飛行機を設計していた日本人のことをご存じですか? 彼の名は二宮忠八。京都府八幡市の飛行神社は二宮忠八が建立した、日本唯一の航空関係の神社です。

やっぱり空海は別格

平家物語歴史館
十把一絡げ(失礼!)のように展示してある他の偉人たちと違い、一人だけ1ブースを独占しているのが、四国のヒーロー・空海です。薄暗がりに眼光鋭くにらみをきかせる空海は、蝋人形ながら高僧のオーラが放たれています。実際に本物の空海に似てるのかどうかわかんないけど。

麻生首相にも見てもらいたい

平家物語歴史館
吉田茂もものすごくリアルですよ。ほやほやとした髪の毛なんか、一本一本植え付けてあるんじゃないかしら。手の甲に走った血管も脈打っているようです。元総理大臣・麻生太郎氏は吉田茂の孫ですが、この蝋人形を目にしたことあるのかしら。孫の目から見ても「御爺様そっくりだ!」って思うのかな。

ビミョーなポーズのダンサーズ

平家物語歴史館
ただ後方部隊の人たちを見てみると、格好がみんな一緒なんですよ。右手の位置が中途半端なところにありまして、なんかザ・おじいちゃんバックダンサーズって感じ。たぶん首から上はオリジナルだけど、身体の部分は量産型の人形を使っているからかも。

いよいよ平家物語の世界へ

平家物語歴史館
さていよいよメインディッシュ。階段を上った2階部分へと進みましょう。このフロアでは平家物語の名場面17シーンがジオラマで再現されています。蝋人形はほとんどが等身大。人形は動かないのですが、音響効果、照明効果によって、当時の様子を生き生きと描写しています。

鵯越(ひよどりごえ)はど迫力

平家物語歴史館
「平家に非ずんば人にあらず」と豪語する平清盛、悲劇のヒロイン仏御前&祗王の再会、源義経の三十騎が崖を駆け下りる一ノ谷の戦い──特に鵯越(ひよどりごえ)の場面なんざ、まるで頭上から馬にまたがった武者たちがドドドドと地面を轟かせて迫ってくるよう!

俊寛僧都置き去りの場面

平家物語歴史館
なぜこれほどの迫力があるのか? さきほど等身大と言いましたが、場面によっては遠近法を使って人形の大きさを巧みに変えているんです。たとえば平家を倒す計画──「鹿谷(ししのたに)の陰謀」を企てた俊寛僧都(しゅんかんそうず)が島流しに遭うくだり。恩赦によって他の者は赦されたけれど、俊寛だけが置き去りにされる場面の再現です。

シーンによって遠近法で再現

平家物語歴史館
手前の俊寛は等身大なのですが、奥の恩赦組は俊寛の4分の1ほどの大きさしかありません。これによって遠く離れていく船と俊寛との対比が強調され、臨場感が増しているんですね。お、置いてかないでくれ~!

クライマックスは一大合戦絵巻

平家物語歴史館
なんと言っても素晴らしいのは海の一大合戦絵巻。ここは順路に従ってなだらかに時間が進行するような巨大なパノラマ展示となっています。この場面の蝋人形は特に力を入れてあるのか、生きていると見まごうほどの豊かな表情。この二人の武者、奥歯を噛みしめてぐっと敵をにらみつけていますよ。

昔習った古文の授業が蘇る

平家物語歴史館
那須与一が扇の的を射て喝采を浴びるシーン。「ひいふつとぞ射切ったる」とか「鏑(かぶら)」とか「あ、射たり」とか……。はるか昔の古文の記憶が浮かんできます。

平教経、安徳天皇などの名シーンも

平家物語歴史館
平教経が武者を両脇に抱えて海に飛び込む場面や、安徳天皇入水の尼の台詞「波の下にも都がございます」も泣かせるよね。

いろんなことを思い出す平家物語歴史館

平家物語歴史館
腐女子という言葉がなかった中学生時代、友人Yさんと16歳で散る平敦盛の同人小説を書いていた痛すぎる&思い出したくない過去の扉が開きそうになり慌てて閉めました。ふう、危ない危ない。鍵かけとかなきゃ。

最期に超ドッキリする仕掛けが!

平家物語歴史館
慌てて出口近くの琵琶法師ブースまで進みました。そこである仕掛けに見事にひっかかり、「うわああっ!」と思わず大声を出してしまったワタクシ。誰もいなくて良かった。ったくもぉ、心臓跳ね上がったよ。(2009年05月05日訪問)【麻理】

どんな仕掛けなのかは、行ったときのお楽しみです。

参考文献

地図&情報

平家物語歴史館
住所 :香川県高松市朝日町三丁目6-38
電話 :087-823-8400
時間 :09:00~17:30
休業日:年中無休
入館料:大人1200円
駐車場:無料100台
関連URL:高松平家物語歴史館HOMEPAGE
※情報修正2016年09月

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