撮影禁止になってしまった阿鼻叫喚の地獄パノラマ「正観寺」【徳島】

正観寺
徳島正観寺。極彩色の地獄絵図を、フィギュア、絵画、模型を駆使して再現した一大パノラマ。なのになんてことだ……。珍スポットを訪れる方々にぜひ読んでほしい記事です。

正観寺とは?

正観寺
徳島県牟岐(むぎ)。正観寺は華厳宗のお寺です。本山奈良東大寺の末寺であり、ご本尊は大日大聖不動明王。1949年に開基して1982年には日本スリランカ国際佛教交流協会総司庁の委嘱状が贈られており、スリランカキャンディ市の仏歯寺から分骨された仏舎利と九輪が安置されています。

正観寺の見どころは八大地獄

正観寺
……てなことは普通のガイドブックの書いてあることですが、珍スポット業界において超有名な正観寺の特徴は「八大地獄」です。カラフルに彩色された閻魔大王や脱衣婆、地獄の獄卒、盲者たちの人形がぎっしりと並べられ、観光客はその地獄絵図の中を恐怖に震えながら見学するという、さながらお化け屋敷のような施設があるのです。

地獄の迫力は日本最大かも?

正観寺
これまでも数々の地獄系珍スポットをご紹介してまいりましたが、正観寺のリアルさ、マニアックさ、恐ろしさは日本最大と言っても良く、B級・珍ファンにとっては大変人気の高い物件となっております。かつてはテレビ、雑誌などでも取り上げられたので、ご存知の方も多いかもしれません。

とにかく怖い、不気味

正観寺
照明も凝っており、電動で動くしかけもあって迫力満点。フィギュアやジオラマの丁寧な作り、彩色のこだわりにはうならされます。館内はかなり暗くなっているのでさらに怖さ倍増。

このド迫力地獄をお見せしたい

正観寺
おいおい、いつまでひっぱるんだよー。早くその写真と映像を見せろよーという声が聞こえて参りました。正観寺のド迫力地獄を、あなたにも早くお見せしたい。でもできないのです……。

2009年の時点で撮影禁止

実は正観寺は、私が訪れた時点(2009年05月)で全面的に写真撮影・動画撮影が禁止されていたのです。そのワケを書きます。写真なしですが、ちょっと考えさせられるお話なので以下珍スポットファンのあなたはぜひご一読ください。

どうしても写真が見たいという方は、正観寺公式サイトにすべての地獄の写真が載っていますので、そちらでご覧ください。

私の取材方法とブログ掲載について

私は屋外観光施設の場合は除いて、屋内の施設では写真を撮影して良いかどうかの確認を必ずとっています。必要であれば普段持ち歩いている名刺を差し上げて、ブログに載せて良いか、書籍化などの際への掲載の可否などを管理者の方に聞いています。

だからこのブログでは写真撮影ができない場合は、チケットやパンフレットを載せたり、フォトショップでそれらしい合成写真を作ったり、何もない場合は「撮影ができませんでした」ということを記事に書いています。全ての記事にいちいち「写真の許可を取りました」とは書いていませんが、写真が載っているものは許可があったものと考えてください。

正観寺が取材拒否のワケ

しかし正観寺の八大地獄はどうしてもご紹介したい極上の物件でしたし、私もすぐには引き下がらず、身分を名乗り、出版社の名前も出し、なんとか取材させていただけないだろうかと交渉いたしました。

結果は、ウェブに限らず、テレビ、雑誌、書籍、あらゆるメディアの取材拒否ということでした。あまりに頑ななお話だったのでワケをお尋ねすると、その原因は「正観寺側の意図しないような内容で、あれこれ面白おかしくバカにするようなことを書かれた、あるいは放映されたから」ということでした。

そしてその最大の原因がネットの記事でした。具体的なサイトの名前も挙がったのですが、ここではどのサイトだったかは伏せます。昔のネットの記事には写真が載っているものもありますが、大手マスメディアでさえお断りするとおっしゃっていましたし、少なくとも2009以降の記事で写真を載せているサイトは全て無断掲載だと考えて良いと思います。

私の珍スポットに対する考え方

私自身もブログをしていますので大変耳が痛いです。記事を読んでもらうために面白さを強調してしまうこともあります。でもこのブログでは珍スポットをあざ笑ったり、さげすんだりした書き方はしていないつもりです。

私は珍スポットが心から好きですし、それらを作り上げた先達を尊敬しています。じゃなきゃあこんなこと10年以上も続けていません。いつかは私も珍スポットのオーナーになりたいと思っています。愛のある記事を心がけています。これは本心です。

でも細心の注意を払っても、どのように受け取られるかまでは100%コントロールできません。これはブログに限らずツイッターやフェイスブックなどSNSも含まれますし、もちろん新聞・雑誌・テレビなど大手マスコミも同じことでしょう。

とにかく自分個人としてはもし間違いがありましたら速やかに訂正し、謝罪をしなければならないと思っています。

とても良い勉強になりました。

一方で、これほど一般にツイッターやスマートフォンなど情報発信の手段が広がった現在、全てのアウトプットを禁止することは誰にもできないとも言えます。だめと言われてもやる人はいるでしょう。

いつかは取り締まる法律もできるかもしれませんが、現在のところは取材される側の権利を尊重するよう個人個人が気をつけるしかありません。

珍スポットを愛する者として、これ以上の取材拒否スポットを増やさないようにお互い努力をしようではありませんか。

正観寺さんの取材ができなかったことは大変残念ですが、良い勉強になった一件でした。八大地獄の凄さはできるだけ多くの人に体験してもらいたいと願っていますので、四国徳島県を訪れたならぜひ足を運んでみてください。後悔はさせませんよ。でも写真は撮らないでね。(2009年05月06日訪問)【麻理】

参考文献

地図&情報

正観寺
住所 :徳島県海部郡牟岐町大字中村奥前158-1
電話 :0884-72-0300
時間 :08:00〜16:30
拝観料:大人400円
関連URL:華厳宗不動山 正観寺/トップページ
※情報修正2016年06月

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