宇宙へのロマンあふれる『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』。福井県敦賀駅から気比神宮へのびるアーケードは、松本零士作品のブロンズ像が並ぶモニュメントロードになっています。
敦賀港海港100周年記念「つるがきらめきみなと博21」
1999年に敦賀港海港100周年記念の「つるがきらめきみなと博21」にあわせて、松本アニメモニュメントが制作されました。駅前の看板も、バスもヤマトや999をフィーチャー。写真を撮っていると車掌さんが手を振ってくれました。
松本零士と敦賀市の関係は?
敦賀は松本零士先生の出身なの? 結論から言うと全然関係ありません(松本零士先生の出身は福岡)。「世界とふれあう港町、魅力あふれる交通都市」を目指す敦賀市が「港と駅」の連想から松本零士作品を選んだというだけでして。
お約束の関連スイーツも
まあ町おこしなんてそんなもん。菓子店も全面バックアップ。メーテルや鉄郎などの顔がパッケージに描かれた「銀河鉄道999キャンディー」「銀河さぶれ」「ヤマトスイーツ」などなど関連のお菓子を販売しています。抜かりはありません。
気比神宮までのアーケードに並ぶ像
設置されたブロンズ像は28体。『宇宙戦艦ヤマト』が12体、『銀河鉄道999』は16体。駅から気比神宮までの道の両側のアーケードに並んでいます。往復で40分ほど写真を撮りながら歩いてみました。
メーテルのまつげはどうなってんの?
ブロンズ像の出来は素晴らしいですよ。メーテルのまつげなんてどうやって作るの?と思ってましたが、きっちり再現されています。人物は等身大ではなくて大きなものでも3分の2スケール。
鉄郎の顔は映画版のイケメン顔
私はヤマト世代ではないので、999の方がより楽しめました。鉄郎の顔はひしゃげたマンガ・アニメ版でなくて、映画版のイケメン顔。マンガ版の顔も愛嬌があって好きなんだけどな。
私事ですが
テレビ版もいいけど映画版は泣けた。特に『さよなら銀河鉄道999』。ワタクシ大ファンであります。今でもアニメ・映画の主題歌はそらで歌えますよ。
ヤマトのモデルは『ヤマトよ永遠に』
ヤマトの方はあまり明るくないので後日マニアに聞いたところ、ブロンズ像のモデルになったのは1980年公開の映画『ヤマトよ永遠に』で、テレビシリーズの『宇宙戦艦ヤマト(1974~)』ではないそうです。著作権でもめたから?
名場面を上手く再現
ただ単にキャラクタをブロンズで作っただけというわけではありません。名場面を抽象的に再現しているものも多く、ファンならそのストーリーが自然に頭に浮かんでくるはず。
なんつー寂しい商店街……
ただね、問題はアーケードのほとんどのお店が閉まってるってことなんですよ。私が行ったの土曜日ですよ。がらーんとしてて、通行人は見慣れている地元の人ばかりなのかモニュメントには無関心。さ、寂しい……。ガンバレ敦賀市!(2007年06月09日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
松本零士モニュメント(まつもとれいじもにゅめんと)
住所 :福井県敦賀市鉄輪町1-1-24 JR敦賀駅周辺
電話 :0770-22-2611(敦賀商工会議所)
関連URL:「銀河鉄道999」・「宇宙戦艦ヤマト」のモニュメント像のホームページ