勝山市の恐竜博物館は2000年にオープンしました。福井県で発見された恐竜化石はなんと全国の8割を占めるという恐竜王国です。超ゴージャスなな館内には恐竜の化石がぎっしり!
全然珍スポットじゃないんだけど
巨大で豪華。スタイリッシュな建築に観光客もわんさかで、全然珍スポットじゃありませんでした。ごめん。当ブログの趣旨からはほど遠いスポットでした。ま、たまにはこんなのも良いでしょう。
恐竜化石のシェア80%を占める一大産地
それにしても福井県が恐竜化石のシェア80%を占める一大産地だって知ってました? フクイラプトル、フクイサウルスなど福井の名前がつく恐竜の発見の他、2007年4月26日には、日本初という恐竜の皮膚痕化石を発掘もニュースになりました。
鬼才・黒川紀章氏設計の豪華建築
中に入ってみて、その豪華さに口あんぐりですよ。4500平方メートルという巨大な展示室に30体以上の巨大恐竜骨格、千数百体以上の標本、大型ジオラマや巨大スクリーン。ドーム型の展示室は直径84メートル、高さ38メートルの無柱空間。設計はご存じ、世界的に有名な建築家・黒川紀章氏。
古代へとタイムスリップするかのような
展示室へ抜ける薄暗い通路ダイノストリートは、現代から古代へとタイムスリップするかのような演出。狭い通路を抜けると眼前に巨大な卵型のドームが広がって、思わず声をあげずにはいられません。30体以上ある骨格標本のうち、6種類はレプリカではなく本物です。
映画『青の炎』の舞台としても
ちなみに嵐の二宮和也君、松浦亜弥ちゃんの主演映画『青の炎』のロケにも使われました。そのくらい絵になる博物館です。私のへったくそな腕でもそれなりに格好良い写真になるほど。薄暗い館内に恐竜の骨がぼんやり浮かび上がって幻想的です。
発掘作業の体験教室も
ジオラマの中国四川省の恐竜たちコーナーの恐竜は機械仕掛けで動きます。また恐竜のモニュメントがある公園・ティラノサウルス広場、チャマゴンランドや、発掘作業の体験教室なども開かれるどきどき恐竜発掘ランドなど、大自然と触れあいながら学び、楽しめる施設もあります。
夏休みの自由研究に最適
いやー、大人気なのもよく分かります。見に来ている子供も親御さんも目をキラキラさせてますよ。いやむしろお父さんの方が夢中かも。きっと福井県では夏休みには自由研究のテーマに恐竜を選ぶ小学生が多いんだろうなあ。
科学博物館好きのあなたに
珍スポットではなかったものの、科学博物館好きの私には大満足の場所でした。写真撮影はストロボを焚かなければOKとのことなのですが館内は暗いので手ぶれにご注意を。
恐竜以外の展示も充実
恐竜だけでなく地球について、地質学、生命の進化などを多角的に学ぶことができる展示です。図書館、ミュージアムショップ、レストランもピカピカで洗練されたデザイン。レストランのお味もなかなか良かったですよ。(2007年06月10日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
福井県立恐竜博物館(ふくいけんりつきょうりゅうはくぶつかん)
住所 :福井県勝山市村岡町寺尾51-11
電話 :0779-88-0001
時間 :09:00~17:00(入館16:30まで)
休業日:第2・4水曜日(祝日の時は翌日が休館、夏休み期間は無休)年末年始
入場料:大人730円
駐車場:無料
関連URL:FPDM: 福井県立恐竜博物館