あの娘をペットにしたくって ニッサンするのはパッカード♪ 小林旭の『自動車ショー歌』に出てくるクルマを全部いっぺんに見られる夢の施設が、石川県の日本自動車博物館です。
500台の走行可能なクルマが常設展示
日本最大級の12,000平方メートルの空間に、500台のクルマが常設展示してあります。しかもその500台は走行可能ってのが信じられない。ここはよくエンスーな人たちがオフ会や走行会で訪れるという自動車のメッカなんですよ。
ピカピカに磨き上げられたクルマたち
建物は3階建てですが、各階には中二階もあり、所狭しとクルマが並んでいます。クラシックカーから80年代ごろまでのクルマがうなるほど詰まっています。ピカピカに磨き上げられたクルマたちが誇らしげに並んでいます。
眉目秀麗、頭脳明晰、運動神経抜群
私の愛車はニッサン スカイライン。きりりとした精悍なボディ、確かなフィードバックを感じるアクセル。眉目秀麗、頭脳明晰、運動神経抜群。文武両道なところが気に入ってます。昔のスカイラインの立て札には「ミケロッティとアレマーノの二人のデザインによる高級車 プリンススカイラインスポーツ」と書かれています。
人力車や駕籠(かご)まで展示
クルマ関係ってことで、人力車や駕籠(かご)まで展示してあるところが徹底してますね。ちょっとだけですが、バイクコーナーもありますよ。昔のバイクっていかにも鉄・機械って感じでイカスわね。
純金箔1000枚を使用したゴールドカー
珍な香りがするものとしては、純金箔1000枚を使用したというゴールドカーがオススメ。スカートには加賀友禅の水鳥の模様が描かれ、洗車可能な特殊コーティング剤を塗装してあります。金沢市の兼六佛壇店が8年の歳月をかけたという力作です。もちろん日本でただ1台。
機能性はあるけど志が低い現代のクルマ
昔のクルマってカッコイイんですよ。斬新なデザインやカラー。未来を夢見て走ってる感じなんです。でも現代のクルマは妙に小さくまとまっちゃってます。機能性、経済性はあるけど志が低い。それじゃあ若者が憧れないですよ。
しびれるようなデザインの、夢を見られるクルマ
この博物館に一度来てご覧なさい。しびれるようなデザインの、夢を見られるクルマがあるんだから。クルマメーカに言いたい。「いつかきっと、こんなクルマに乗るんだ!」と若者に思わせるような、わくわくどきどきするクルマを作ってくださいよ。
年配の方は若い頃に乗っていたクルマを発見できるかも
子供の頃にかすかに見覚えがあるような懐かしいクルマもたくさんあります。昔のクルマはみんな四角いですね。年配の方は若い頃に乗っていたクルマを思い出すかもしれませんね。
世界各国の便器を使用できるトイレもぜひ
そしてもう一つの見どころとしては世界各国の便器を実際に使用できるトイレがありますよ。写真右上はドイス製、右下はオーストラリア製。ていうか珍スポットとしてはクルマよりもトイレをメインにするべきだったかな。(2006年07月22日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
日本自動車博物館(にほんじどうしゃはくぶつかん)
住所 :石川県小松市二ツ梨町一貫山40
電話 :0761-43-4343
入場料:1200円
休館日:年末
時間 :09:00~17:00(入館16:30まで)
駐車場:無料(普通車200台・バス50台)
関連URL:日本自動車博物館