超癒し系! 蝶が乱舞する美しすぎる大温室「伊丹市昆虫館」【兵庫】

伊丹市昆虫館
何百匹もの蝶が舞い飛び、熱帯・亜熱帯の木々や花々が茂る大温室。ここはまるで地上の楽園! 兵庫県伊丹市昆虫館は工夫を凝らした展示や、超癒し系の蝶温室で一日楽しめる施設です。

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昆陽池公園のほとりにある昆虫の博物館

伊丹市昆虫館
伊丹市昆虫館(いたみしこんちゅうかん)は緑と水に囲まれた昆陽池公園(こやいけこうえん)のほとりにある昆虫系博物館です。高校生の時に生物部員だった私は、この手のミュージアムに目がありません。家族連れで賑わう館内へとウキウキ気分で入ってみました。

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200倍の大きさの巨大ミツバチ・ビックビー

伊丹市昆虫館
入ってすぐの第一展示室。200倍の大きさに拡大したミツバチの模型、通称「ビックビー」です。もっさもさの毛が生えているので花粉が付きやすくなっているんですね。体の作りなどが一目瞭然。かわいいミツバチもこんな大きさではモンスターですな。

コノハムシとヘラクレスオオカブト

伊丹市昆虫館
図鑑などで知っている昆虫も実物を見ると意外な発見があります。葉っぱそっくりの昆虫コノハムシ。確かに葉っぱそのものです。メスの方がよりリアルですね。そして子どもたちに人気のヘラクレスオオカブト。あれ、思ったよりも小さい……。期待しすぎたのか、もっと大きいのだと思ってました。

巨大なゴキブリ・マダガスカルオオゴキブリ

伊丹市昆虫館
わわわ! マダガスカルの森に棲む巨大なゴキブリ、マダガスカルオオゴキブリですよ。大きさは5cmほどもあるでしょうか。岩の上に固まってうじゃうじゃと群れています。苦手な方もいらっしゃると思いますのでモザイクをかけました。お好きな方は実物を伊丹市昆虫館でご覧ください。

バイオリンそっくりのバイオリンムシ

伊丹市昆虫館
伊丹市昆虫館の展示は見る人を楽しませる工夫が感じられます。これはバイオリンムシ。本物のバイオリンを一緒に標本箱に入れていますね。こうやって実物を見ると「確かに似てる!」と印象に残ります。学芸員さんの遊び心が素敵ですね。

金よりも価値があるプラチナコガネ

伊丹市昆虫館
そして「金よりも価値がある甲虫」と書かれた標本箱には、キラキラ輝くコガネムシたちの標本。ケンランキンコガネに、キンギンコガネ。キラッキラに輝いていますよ。見るだけで金運もアップしそうです。

オオゴマダラの黄金のサナギ

伊丹市昆虫館
生きているオオゴマダラのサナギも見られます。オオゴマダラは南国でよく見られる日本では最大級の大きさのマダラチョウ。沖縄県石垣島の鍾乳洞でも見た覚えがあります。

3年で1ミリ! 日本一早く成長する鍾乳石「石垣島鍾乳洞」【石垣島】
鍾乳洞の成長スピードは一般的に1ミリ成長するのに10〜30年かかると言われています。でも石垣島鍾乳洞はなんと3年で1ミリというハイスピード。日本一早く成長する鍾乳石です。

こちらもまばゆいばかりのゴールデン! オオゴマダラは14日ほどサナギで過ごして脱皮します。ちょうど脱皮したばかりの蝶がいましたよ。せっかくの金色も脱皮後には色がさめてしまいます。

1000匹の蝶が舞い飛ぶ、チョウ温室

伊丹市昆虫館
そんなオオゴマダラなど14種類1000匹の蝶が舞い飛ぶ風景、見てみたくありませんか? 伊丹市昆虫館の一番の呼び物はチョウ温室。2017年09月〜2018年03月までずっと改修工事が行われていましたが、温室のガラスがピカピカになってリニューアルオープンしました。

チョウがひらひらと舞い飛ぶパラダイス

伊丹市昆虫館
二重の扉で温室に入った途端に息を呑みます。ドーム型の天井からはさんさんと日光が降り注ぎ、熱帯・亜熱帯の緑が視界に広がります。巨大な温室はまるでパラダイス。あっちにもこっちにもチョウがひらひらと飛んでいます。美しすぎる!

【動画】昆虫館のチョウ温室を動画でどうぞ

ぜひ動画で見てみてください。なんて心癒される風景でしょうか。まるで夢の中にいるよう。ああ、なんだかデジャヴを感じる。こんな風景どこかで見たような──そうだ、東京の多摩動物公園・昆虫園も蝶が乱舞する美しい温室だったなあ。

蝶が舞い飛ぶ! まるでこの世の楽園「多摩動物公園・昆虫園」【東京】
東京で一押しの、知る人ぞ知るロマンティックデートスポット、多摩動物公園・昆虫園。蝶が舞い飛ぶ緑の温室はまるでこの世の楽園! もちろんお一人様にも十分ご満足いただけます。

心が浄化されていくような癒やしの風景

伊丹市昆虫館
温室には蜜皿がいくつか設置してあります。蝶が好むはちみつを薄めたジュースが入っているので、様々な蝶が食事をしに集まってきます。ゆっくり羽を閉じたり広げたりしている様を眺めていると、心が浄化されていくような気さえしますね。癒やされる〜。

人工の大温室にも食物連鎖が

伊丹市昆虫館
天敵に襲われて捕食されることがありませんから、ほとんどの蝶は寿命で死にます。蝶の死骸は毎日スタッフの方が回収しているのですが、1日もたたないうちに胸のあたりが食べられているそうです。これはアリの仕業です。人工的な環境でもちゃんと食物連鎖があるんですね。

スタッフの皆さんの熱意が感じられる温室

伊丹市昆虫館
こんな大きなビカクシダ(コウモリラン)初めて見た! 私も自宅に小さな温室を作っているので熱帯・亜熱帯植物の管理が結構難しいことを知っています。昆虫館の植物たちは管理が行き届いていて、どれも生き生きしていますね。スタッフの皆さんの熱意が感じられました。

盛りだくさんの展示で1日楽しめる

伊丹市昆虫館
伊丹市昆虫館は他にも季節によって展示内容が変わる特別展示室、大画面で昆虫の映像を見られる映像ホール、ミニ講座や授業が行われる学習室、図書室、ミュージアムショップもあって盛りだくさん。1日楽しめる施設です。

昆陽池のこの島、日本列島っぽいんだけど?

伊丹市昆虫館
昆虫苦手……という方でも温室の蝶の乱舞はロマンチックだから、デートにも良いんじゃないかしら。昆虫館の隣にある昆陽池(こやいけ)もハクチョウやカモがいてお散歩にぴったり。ところで昆陽池の真ん中の島、どうみても日本列島みたいなんだけど特に説明書きは見当たらず。なんだろ?(2018年05月03日訪問)【麻理】

追記:2018年07月06日

後日調べてみると1972年に野鳥を呼べる公園として整備されて、その時に地域のランドマークとして日本列島の人工島ができたようです。ただし飛行機やドローンなどで上空からでないと形が確認できません。残念。

伊丹上空から「日本列島」が見える?(謎解きクルーズ)

野鳥飛び交う昆陽池公園 行政が造成、地域の目印に

出張で搭乗した伊丹空港(大阪国際空港)発の機内。窓から何気なく見下ろした景色に驚いた。眼下に日本列島が見えたのだ。「そんなの当たり前」と言うなかれ。伊丹の市街地に囲まれた緑地の水面に、地図で見慣れた北海道、本州、四国、九州の四つの島が浮かんでいる。なぜこんな「ミニ日本列島」ができたのか。

(中略)

地元では有名なのだろうか。犬と散歩中の高齢者や下校途中の高校生に聞いてみると「日本列島? 何言うとんねん」。そっけない返事ばかり。誰でも知っているわけではないようだ。帰り道、伊丹市みどり公園課の原田修さんを訪ねる。「公園は1972年に野鳥を呼べる公園として整備され、日本列島も造成されました。地域のランドマークにとの方針でした」

古い割に知名度は低いようだが……。「確かに地元でも知らない人は多いようです。空からでないと実感できないせいでは」と原田さん。日本列島の長さは250メートルほど。実際の1万分の1といったところだ。

(略)

伊丹上空から「日本列島」が見える?(謎解きクルーズ)  :日本経済新聞

参考文献

地図&情報

伊丹市昆虫館(いたみしこんちゅうかん)

住所 :兵庫県伊丹市昆陽池3-1 昆陽池公園内
電話 :072-785-3582
休業日:火曜・年末年始
時間 :09:30~16:30
入場料:大人400円
駐車場:有料(151台 1時間まで200円 30分ごとに100円)
関連URL:伊丹市昆虫館へようこそ

※情報修正2018年07月