君もタカラジェンヌになってみないか!「宝塚歌劇の殿堂」【兵庫】

宝塚歌劇の殿堂
兵庫県宝塚市といえば宝塚歌劇! 凛々しい男役、可憐な娘役が織りなすきらびやかなレヴュー。タカラヅカの専用劇場・宝塚大劇場内の博物館・宝塚歌劇の殿堂で夢の世界に浸ってきました。

宝塚歌劇団とは何か?

宝塚歌劇の殿堂
説明するまでもありませんが、宝塚歌劇団(通称:タカラヅカ)は1914年から続く伝統ある歌劇団です。未婚の女性だけで構成されているため、男性役も女性が演じているのが特徴。現在は花組・月組・雪組・星組・宙(そら)組の5組といずれの組にも所属しない専科によるお芝居やレヴューが上演されています。

多数の有名女優が宝塚歌劇団出身

宝塚歌劇の殿堂
宝塚歌劇自体は見たことがない方でも、宝塚歌劇団出身の天海祐希さん、檀れいさんなどテレビや舞台で活躍する有名女優さんがたくさんいるのでその存在はご存知のことでしょう。私は数回舞台を見ただけなのですが、そんじょそこらのイケメンをはるかに凌駕する男役の群舞に心ときめかせた思い出があります。

100年以上の歴史を持つ伝統ある歌劇団

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宝塚歌劇団は阪急電鉄の前身である、箕面有馬電気軌道創始者の小林一三氏が1913年(大正2年)に立ち上げた宝塚唱歌隊がその始まり。翌年も初演以来100年以上の歴史を持つ伝統ある歌劇団です。宝塚大劇場・バウホールは宝塚歌劇の専用劇場として1924年に誕生して1993年にリニューアルされ、常にお客様でいっぱいの人気劇場となりました。

タカラヅカの歴史を学べる宝塚歌劇の殿堂

宝塚歌劇の殿堂
そんな宝塚大劇場の一角に、宝塚歌劇団の歴史を学ぶことができる博物館・宝塚歌劇の殿堂があります。会場は2階フロアの殿堂ゾーンと3階フロアの企画展ゾーン、現在の宝塚歌劇ゾーンに分かれています。

2階部分は宝塚歌劇団の卒業生の功績を写真や思い出の品々とともに展示していますが、肖像権などの問題もあって撮影は禁止です。以下は撮影OKの3階部分のご紹介となります。

舞台で実際に使用された衣装がずらり

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これまでの舞台で使用された衣装の数々がずらりと並んでいますよ。こちらは『ベルリン、わが愛』の衣装。左から七海ひろきさん、礼真琴さん、紅ゆずるさんの衣装。私は1920〜1930年代のファッションに興味があるので、間近で仕立てを見られて大いに勉強になりました。

衣装製作の勉強になります

宝塚歌劇の殿堂
私の別ブログ「スチームパンク大百科S」で燕尾服を縫ったこともあるので、こちらの燕尾服には特に興味津々。様々な角度から撮影して貴重な資料を得られました。ここは洋裁を学んでいる方、時代衣装に関心のある方、コスプレイヤーにもおすすめですね。

左は2008年の『ホフマン物語』の明日海りおさんの衣装、右は『赤と黒』の安蘭けいさんの衣装。
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男役のみなさんのスタイルの良さに驚く

宝塚歌劇の殿堂
実物の衣装を見ると、やっぱり男役の皆さんは背が高くてスタイルがめちゃめちゃいいんだなあとため息。このエリアは写真撮影可能なのでお客様は携帯でバシバシ写真を撮影されてましたね。思い入れのある衣装とツーショットを撮っているかたもいらっしゃいましたよ。

宝塚羽根を背負って写真撮影できるフォトブース

宝塚歌劇の殿堂
ファン垂涎のコーナーはこちらのフォトブースです。実際に使用された衣装と名物の大階段を背景に写真撮影ができます。しかも宝塚羽根背負い羽根)も身につけることができるんですよ! ただし男役トップスターが背負う2メートル級のものではなく、やや小ぶりの背負い羽根ですが。

しまったもっとカッコイイ服を着てくるのだった……

宝塚歌劇の殿堂
男役トップスターの背負う羽根は10キロもあるといいますが、この小さめの羽根でさえちょっとした重さがあります。そんな動きづらい羽根を背中に、足元を見ずにあの大階段を降りるなんてすごすぎる! ああでも、ここに来るのだったら燕尾服と言わずとも、もっとカッコイイ男装姿で来るんだったと後悔……。

本格的な写真撮影を楽しめるステージスタジオ

宝塚歌劇の殿堂
体験コーナーだけで満足できない方は、本格的な衣装を着て撮影ができるステージスタジオという写真館もありますよ。宝塚歌劇スターと同じメイクをするコースも用意されているので、憧れのスターになりきりたいあなたはぜひご予約を。

メイクなしのショートコースからダイヤモンドコースまで

宝塚歌劇の殿堂
お値段は舞台メイクなしのショートコース(7,000円)からフルメイク、衣装2着、写真4枚のついたダイヤモンドコース(39,000円)まで様々。多才なオプションも用意されています。今回は時間がなくてパスしたけどいつかチャレンジしたいなあ。衣装? もちろん『ベルサイユのばら』のオスカル様です!

ミュージアムショップ、レストランも充実

宝塚歌劇の殿堂
珍スポット旅行中だったので、肝心の舞台は見ずにミュージアムのみの見学でしたが、ショップや写真館なども充実していて楽しい施設でした。レストランフェリエもアンティークな内装でなかなか豪華。ハンバーグ定食美味しゅうございました。

撮影スポットではタカラジェンヌになりきってポーズ

宝塚歌劇の殿堂
この記事の写真で気が付かれたかと思いますが、大劇場内部や周辺にはたくさんの撮影スポットがあります。写真撮影の際は恥ずかしがらずに、ぜひトップスターになりきったポーズで写真を撮ってみましょう。さあ、君もタカラジェンヌになってみないか!(2018年05月03日訪問)【麻理】

参考文献

地図&情報

宝塚歌劇の殿堂(たからづかかげきのでんどう)

住所 :兵庫県宝塚市栄町1-1-57
電話 :0570-00-5100(10:00~18:00/水曜定休)
休業日:宝塚大劇場休演日
時間 :10:00~17:00 9:30~17:00
入館料:500円
駐車場:有料20分200円、1日最大1,000円
関連URL:宝塚歌劇の殿堂 | 宝塚歌劇公式ホームページ

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