京都市右京区の天塚古墳・伯清稲荷大神へ行きました。『るるぶ』や『ぴあ』にもほとんど載っていないか、載っていても小さい囲み記事で紹介されるだけの、知る人ぞ知るスポットです。
住宅街の真ん中にある小さな森
いきなり道に迷いました。「本当にこんなところに古墳があるの?」とバイクでうろうろしていると、三菱自動車や日新電機などの工場と住宅街の真ん中に小さな森が見つかりました。ここが天塚古墳(あまつか)・伯清稲荷大神(はくせいいなりおおかみ)です。
秦氏の墓だと言われる前方後円墳
入り口に説明書きがありました。この古墳は6世紀前半の前方後円墳で、全長約70メートル。秦氏の墓だと言われています。1887年の発掘調査で鏡・馬具・勾玉(まがたま)など副葬品が多数発見され、その一部は京都国立博物館や京都大学に保管されているそうです。
人の気配が全くない参道を歩く
天気の良い週末だと言うのに、人の気配が全くありません。静まりかえっていますし少々心細いですね。赤い鳥居をくぐって細い参道を上っていきます。
伯清稲荷大神の奉られている石室
しめ縄が飾られている石室が見えてきました。奥は光が届かず真っ暗。奉られているのは伯清稲荷大神です。中に入ってみることにしましょう。
黄泉の世界につながっているような
お墓の中にいるんだなあと思うとなんだか背筋がゾクゾクしてきます。せっかく来たのだからと奥の祭壇に手を合わせたのですが、黄泉の世界につながっているような気がしてなんとも落ち着きません。
宅地開発の破壊を逃れた天塚古墳
京都には他にもあちこちに古墳があったのですが、戦後の宅地開発で破壊されてしまったものも多いのです。天塚古墳の近くにあった清水山古墳も都市開発の犠牲になった一つです。
神秘的な雰囲気にひたってほしい
幸いにも無事保存された天塚古墳。残念ながら訪れる観光客は少ないのですが、ぜひ神秘的な雰囲気を感じていただきたいスポットです。(2006年05月12日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
天塚古墳(あまつかこふん)・伯清稲荷大神(はくせいいなりおおかみ)
住所 :京都府京都市右京区太秦松本町
時間 :拝観自由
拝観料:無料
駐車場:なし