目もくらむような大階段を一気に駆け登れ!「JR京都駅」【京都】

京都駅
一番上が霞んで見えるほどの大階段。JR京都駅にある大階段は頂上まで199段。上から見ると目がくらむような光景です。この大階段を駆け上がる大会が毎年開かれているんですよ。

平安遷都1200年記念事業として近代的にリニューアル

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1997年に平安遷都1200年記念事業としてリニューアルされたJR京都駅。鉄骨やアルミパネル、ガラスで覆われた建築物は、古都京都の玄関口としてはあまりにも近代的なルックスです。

吹き抜けや大階段によって実際よりも開放感と巨大さを感じる

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高さ60メートルの高さは、東京駅、名古屋駅、札幌駅などに比べるととりわけ高いというわけではありません。でも長さが470メートルもあることと、中央コンコースの吹き抜け、比高差35mの大階段、屋上庭園、空中回廊などによって実際の大きさより開放感と巨大さを感じられます。

豪華客船と比べてみると

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タイタニック号が全長約270メートル、高さ約60メートルですから、京都駅はさらに200メートルも長いんですね。現在世界最大の豪華客船オアシス・オブ・ザ・シーズとくらべても100メートルほど大きい。京都駅を訪れたらぜひ「ほほう、ここからここまでぐらいに豪華客船がすっぽり入るな」と想像してみてください。

全段199段!(エスカレータも使えます)

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京都駅は中央コンコース改札から出て左手に巨大な大階段があります。駅全体が盆地状の京都の地形を表していて、中央がへこんだ構造になっているからです。上までの階段数は199段。歩くと大変なのでエスカレータで登ってみましょう。

めまいと震えを感じるほどの高さ

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クラッ……。一番上から見下ろすとあまりの高さにめまいがします。これ『蒲田行進曲』の階段落ちしたら死ぬな(※実際には踊り場があるので大丈夫かも?)。高所恐怖症の私は、手すりにつかまり震えながらゆっくり歩いて階段を降りました。

冬の風物詩・JR京都駅ビル大階段駆け上がり大会

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この階段のうち171段を使って、選手が駆け上がる「JR京都駅ビル大階段駆け上がり大会」というイベントが催されています。冬の京都の風物詩として毎年02月に行われているもので、総勢80チーム、320人がチャレンジするんです。

【動画】2017年JR京都駅ビル大階段駆け上がり大会の様子

これは2017年2月11日に行われた大会の様子(Narazu Myoushuさん撮影)。全速力で駆け上がる選手たちの気迫がすごい。優勝争いとなると20秒ほどで登り切る猛者がいるとか。これ陸上選手でも相当きついんじゃないかしら。

ユニークで京都らしいモニュメントも

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階段を降りるとこんなモニュメントが。「朱甲舞」と書かれています。清水九兵衛(1922〜2006)という方がお作りになったものだそうですが、調べてみると陶芸作家、彫刻家として有名な方なんですね。派手な色ながらいかにも京都といった朱色が建築に調和しています。

京都タワーは今は珍スポットではありません

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なお、長年京都屈指の珍スポットとして名高かった京都タワーですが、2004年に珍妙なオブジェやジオラマが全て撤去され、小奇麗な観光タワーとなってしまいました。珍妙な外観はそのままなんですが、マニアとしてはまことに残念無念であります。(2016年02月27日訪問)【麻理】

参考文献

地図&情報

京都駅(きょうとえき)

住所 :京都府京都市下京区東塩小路釜殿町
関連URL:京都駅ビル[Kyoto Station Building]

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