キンキラキン! 世にも珍しいゴールデン鳥居がある京都の御金神社。金運アップ間違いなしのご利益で有名です。でも読み方は「おかねじんじゃ」ではなくて「みかねじんじゃ」ですよ。
非常に珍しい黄金の鳥居
神社の鳥居と言えば、伏見稲荷大社に代表されるように朱色が一般的。でも御金神社の鳥居は金色をしています。でも落ち着いたシャンパンゴールドなので、京都の静かな町並みに意外に溶け込んでいますね。

創業300年の老舗金箔会社が施工
こちらの鳥居は京都の堀金箔粉株式会社によって作られました。公式サイトによれば創業は1711年。300年の歴史を誇る金箔専門のお店。この鳥居は金箔ではなく金色塗料によって施工されたそうですが、さすが専門の老舗だけあって見事な色合いです。渋い。
メディアでもよく取り上げられる人気神社
入り口には新聞、雑誌などに掲載された切り抜きがたくさん貼られています。最近はネットを通して訪れる参拝者も多いみたい。宝くじ祈願者、銀行マン、借金に追われている人、ギャンブラー、投資家──などお金に関して切実な願いを持つ方がひっきりなしに訪れます。
本当は「金属」の神様だけど……
御金神社は本来「お金」ではなく「金属」の守護神を祀る神社です。1883(明治16)年に建立されてからは地元の方に「金神(こんじん)様」として愛されています。この日も次から次へと参拝者が足を運んでいましたよ。
イチョウの形の絵馬は末広がりで縁起良し
境内の絵馬をご覧ください。イチョウの形をしていますね。これは拝殿横の神木の銀杏の木がモチーフとなっています。扇のように広がるイチョウの葉の様子が縁起が良いからです。末広がりで金運アップ!
鈴緒も金色です
そして拝殿の鈴緒も金色というこだわりよう。金の紐で鈴をガランガランと鳴らして、なにとぞ金運が上向きますようにと念入りにお願いしてきました。お賽銭も奮発。
お守り・おみくじはセルフサービス
お守り、おみくじ売り場も全体的に金色。御札もキラキラしていて縁起がよさそうです。ここは無人でお代金は中央にある黒い箱か賽銭箱に入れてくださいとありました。この安定の信頼感。まあこの神社で悪さをする人はいないでしょう。神様のバチが当たってド貧乏になりそうだもの。
御金みくじを引いてみました
私が引いた金色の「御金みくじ」は、お守り入りで300円。ひいてみると中吉でした。「人と人との絆に感謝」。最近人のご縁を感じる出来事が多いので深く頭を垂れて黄金鳥居に一礼いたしました。
お正月には特別「大大吉」が入ったおみくじも
御金神社を訪れるときには、必ず細かい小銭を持って行って下さいね。おみくじやお守りを買う時にお釣りが返ってこないからです。またお正月には、正月限定のおみくじ(300円)も発売されます。特別に「大大吉」が混ざっているそうですよ。三が日にぜひ訪れてみてくださいね。(2016年02月27日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
御金神社(みかねじんじゃ)
住所 :京都府京都市中京区西洞院通御池上ル押西洞院町
電話 :075-222-2062
休業日:年中無休
時間 :参拝自由
駐車場:なし
関連URL:御金神社 – Wikipedia
堀金箔粉株式会社