訪れたのは大阪難波駅から歩いて5分ほどの難波八阪神社です。東の鳥居から入ると、がばっと口を開いて吠えているでっかい獅子頭。なんじゃこりゃ! 巨大な獅子頭舞台をご覧あれ。
クルマも人もぺろりと食べそうな大きさ
難波八阪神社(なんばやさかじんじゃ)鳥居前からの写真。下に駐車しているクルマを見ると、その大きさがわかるかと思います。今にもクルマを飲み込もうとしているかのような巨大な獅子の頭。人間なんぞぺろりですよ。
由緒ある八坂神社
神社に置かれていたパンフレットを見ると、なかなか由緒正しい神社のようです。「後三条天皇の御代延久の頃には既に祇園牛頭天皇を勧請せる古社として世に聞えたり」とあります。
後三条天皇(1034~1073)は平安中期の天皇だから、平安時代にはすでに有名な神社だったんですね。奉ってあるのは素盞嗚尊(すさのをのみこと)奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)八柱御子命(やはしらみこのみこと)。
消えた招き猫とおみくじの謎
ここを訪れようとした動機は、巨大な獅子舞台があるというだけでなく、八坂神社が有名な招き猫神社だという噂を聞いていたからです。あちこちに招き猫が納められているとのことで、猫好きな私は楽しみにしていたのですが、境内を探してもどこにも招き猫の姿がありません。変だなあ……?
おみくじの自販機も全然ない
それに境内にめったやたらとおみくじやらお守りが売られていると聞いていたんですよ。数百種類のお守りにおみくじ自動販売機まであるらしく、いかにも珍スポット的な神社と聞いてわくわくしていましたが、それほどでもありません。あれれ、ガセネタだったのかな。
なぜ神社は変わったのか?
その後分かったのですが、どうも数年前に宮司さんが交代したらしく、招き猫の奉納や商売っ気満々のお守りやおみくじはやめてしまったそうなのです。残念。寂しい。
黒招き猫のおみくじ・おまねき祈願
それでも黒いミニチュア招き猫が入ったおみくじ・おまねき祈願(300円)があったので引いてみました。結果は「小吉」「病気 長引くが平癒(へいゆ)す」。まいったわね。風邪は長引きそうです。はーっくしょとくしゃみをしつつ、次の珍スポットへと向かいました。(2006年01月08日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
難波八阪神社(なんばやさかじんじゃ)
住所 :大阪府大阪市浪速区元町2-9-19
電話 :06-6641-1149
拝観料:参拝無料
駐車場:なし
関連URL:難波八阪神社公式ホームページ