南郷水産センターは「さかなと自然と人間とのかかわり」がテーマの、琵琶湖のほとりにある魚のテーマパーク。釣って、つかんで、触れて、食べる、魚とふれあえるスポットです。
さかなたちと直に触れ合える
南郷水産センターの設立は1966年。滋賀県漁業協同組合連合会によって開設されました。普通の水族館と違ってガラス越しでなく、直に魚とふれあえるというのがポイント。以前探偵ナイトスクープもパラダイスとして取り上げた場所です。
さかなたちにとってはたのしくないかも
パンフレットにも「見る、触れる、味わう、魚とたのしむ一日」と書かれています。もちろんこれは人間にとっての楽しみであって、「味わう」ことをされてしまうお魚さんにとっては楽しむどころではないですね。昔流行した「おさかな天国」が、魚自身にとっては「おさかな地獄」であったように。
釣った魚をその場で食べられるサービスも
魚のひっかけ釣りや金魚すくいのコーナ。お子さんを連れたご一家がチャレンジしてました。ひっかけた魚はお持ち帰りできるみたい。そう南郷水産センターでは、自分で釣った新鮮な魚を御土産にしたり、炭火焼きにして多目的ホールで食べたりできるのです。
ザリガニ釣りもできます
ザリガニがもっそり水中を歩いていました。このザリガニは観賞用で、食べるためではないです。ちびっこがニコニコしながらザリガニを眺めていました。私の子供の時は近所の川でザリガニを釣ったりしたのですが、最近のお子さんはやらないのかな。
釣り場以外にはほとんど人がいない
南郷水産センターのメインは釣り場。コイ、フナの池の周りはのんびりと釣り糸を垂れる中年男性がたくさんいました。ただ池の周り以外は人がほとんどいない状態です。週末の昼間なのに大丈夫なのかしら……。
せっかく琵琶湖が近くにあるのに
昔はジェットコースター、観覧車など乗り物系もあったのですが、現在は広い土地にポツン、ポツンとある池のみ。遊園地部分はやめてしまったみたい。それにしてもすぐ近くに琵琶湖があるのに、おじさまたちはどうしてここで釣りを……?
コイのエサやり体験
お子さん連れのご家族が数組だけいらっしゃいました。女の子が大きなふを手に、池の傍らにしゃがみました。するとあっという間にわらわらとコイが集まってきました。なんか面白そう、私もやってみよう。
楽しい! でもキモい!
私の腕ごと持ってかれそうな1メートル近くあるコイが、バクバクとふをかじりはじめました。すごい迫力。これは楽しい! でもちょっとキモい。あっという間にふがなくなり、2分ぐらいで終わってしまいました……。もっとやりたかった。
地元の釣り好きな方や子供たちの憩いの場
水が入っていない池もあり、昔と違って現在は規模を縮小してしまっています。メインだった遊園地もなくなってしまい、少し寂しげなたたずまい。正直私の感想としては、もはや珍スポットではなく残念に思いました。でも地元の釣り好きなおじさまたち、子供たちにとっては憩いの場所なのでしょうね。(2016年01月11日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
南郷水産センター(なんごうすいさんせんたー)
住所 :滋賀県大津市黒津4-4-1
電話 :077-546-1153
休業日:火曜日 (祝祭日営業)・年末年始ほか
入場料:大人400円
時間 :09:30~17:00 09:30~16:30(11月~02月)
駐車場:500円(500台)
関連URL:滋賀県南郷水産センター