1時間に600mm！世界最強の大雨を体験「雨たいけん室」【滋賀】

滋賀

2016.07.192020.04.15

滋賀県のアクア琵琶にある雨たいけん室では、世界各地で降る4レベルの人工雨を体験できます。ドドドド！と降り注ぐ世界最強の大雨（1時間に600mm）や雷鳴・暴風の音響が大迫力！

琵琶湖や京阪神の川について学ぶ施設

滋賀県・アクア琵琶は、琵琶湖や京阪神地域の川に関することを学べる体験学習施設です。琵琶湖の歴史、水環境の取り組みなどを、模型や映像、ゲームなどで分かりやすく展示。私のイチオシは、アクア琵琶の一画にある雨たいけん室です。

EXPO’90　国際花と緑の博覧会より移設

この雨たいけん室は、1990年に大阪で開かれたEXPO’90　国際花と緑の博覧会にあった「さぼうランド」から移設したものです。取り壊したパビリオンも多かったでしょうが、エキスポ後もこうして子供たちのための施設として再利用しているのは良いことですね。

傘、長靴、レインコートを身につけて、8分間の人工雨体験

雨たいけん室では、4つのレベルの人工降雨を体験できます。傘、長靴、レインコートが雨たいけん室に向かって右側の小屋に置いてありますので、必ずすべてフル装備で身につけて下さい。「たいしたことないだろ」と傘しか持たないと後々大変後悔することになります。体験時間は約8分。覚悟してくださいね。

レベル１：6月の梅雨時の雨（1時間に5ミリ）

最初にレベル１。6月の梅雨時の雨（1時間に5ミリ）です。シトシト……といった、ごく普通の弱い雨。晴れた日には虹もかかってきれいです。全然余裕。

レベル2：大阪で2年に1度降る強い雨（1時間に35ミリ）

レベル2。大阪で2年に1度降る、強い雨（1時間に35ミリ）です。傘を叩く雨が「パラパラパラ！」と高い音をたてます。このぐらいはどなたでも体験したことがあるでしょう。レインコートなしで傘だけだと体が濡れてしまうぐらいの雨。

レベル3：長崎県長与町で記録された日本一の大雨（1時間に187ミリ）

レベル3。1982年に長崎県長与町で記録された日本一の大雨（1時間に187ミリ）。傘が雨の強さで揺れるのでしっかり両手で握っていなければなりません。傘からはみ出したレインコートに雨がビシビシ当たっています。これは風がないだけまだましですが、当時長崎の人は大変だったでしょうね。

レベル4：世界最大の雨（1時間に600ミリ）

レベル4。世界最大の雨（1時間に600ミリ）！　ゴロゴロ鳴る雷鳴や風の音響もすごいのですが、ドドドドドという激しい雨の音は大迫力です。あまりに雨が強すぎて、傘がブルブル震えます。

【動画】レベル4の大雨を動画でご覧ください

最後のレベル4の動画をごらんください。私が腰をかがめている理由ですが、選んだレインコートが短く、膝から下に叩きつけるように雨が当たって長靴をはいてもビッシャビシャなのですよ！　ああっ、しまった。もっと長いレインコート着るんだったー！　かなりの音がするため家族連れが「なんだ、なんだ？」と集まってきて、公開処刑状態でした。