NINJAとして全世界的に有名な忍者。滋賀県甲賀市は二代派閥のひとつ、甲賀忍者で有名ですね。甲賀の里忍術村は忍者に憧れるちびっ子で一杯です。さあ、忍術修行をするでござるよ!
伊賀忍者VS甲賀忍者?
忍者といえば三重県の伊賀忍者と滋賀県の甲賀忍者。時代劇ではよく両派が闘ったりしていますが、実際のところ敵対することなく時々お互いに協力したこともあったそうで。距離的には山一つ隔てただけで近いですしね。ただ伊賀忍者のパトロンは徳川家、甲賀忍者は豊臣家に仕えているのでライバル関係にあったことは確かでしょう。
村内はカラフルなちびっ子忍者でいっぱい
まあそんなうんちくも、忍者に憧れるちびっ子たちにとってはどうでもよいことです。忍術村では忍者装束のレンタルサービスがあり、カラフルな子供忍者を連れたファミリーがあちこちで記念撮影をしています。こちらは撮影ポイントの大仏の手です。
ここが猿飛佐助の生誕地!
甲賀忍者と言えば、最も有名なのは猿飛佐助ですよね。猿飛佐助の生誕の地は、甲賀の里忍術村にあったんです!
……え、ちょっと待って。猿飛佐助って架空の忍者じゃなかったっけ? 猿飛佐助が実在の人物かどうかは現在も議論が分かれていますが、おそらくモデルになった人物はいるはず。でも有名になった時点で忍びの者としては失格よね。
本物の重量感を体験できる手裏剣道場
ちびっ子忍者たちに人気なのは、忍者道場。忍者の様々な術を会得するための教室が開かれているんですよ。こちらは手裏剣道場。「ほんものの重量感が体験できる」が謳い文句。的を目掛けてみんな一生懸命投げています。お、なかなか上手。
水蜘蛛をつけて池を渡れ!
こちらは忍法水渡の術。水蜘蛛という木でできた一種の浮き輪を足につけて池を渡るというもの。さすがに水蜘蛛だけでは無謀すぎるのでロープが張ってあるのですが、ちびっ子忍者はかなり苦戦していました。訪れたのは1月。凍るような池に落っこちると洒落にならないので体育の成績の良い子だけチャレンジを。
からくり井戸の底には脱出通路が
井戸の中に忍者が忍んでいますよ。この井戸は数メートル離れた時点に抜け穴があって、地下通路を使って脱出できるんです。みんな超楽しそう。大人もやれないことはない大きさなので、お父さんお母さんもレッツトライ。
学研まんが『忍術・手品のひみつ』でお馴染みの忍者グッズ
からくり井戸の前には忍術博物館があります。まきびしや手裏剣など忍者のぶきがずらり。小学生の時に『忍術・手品のひみつ』という学研まんがを持っていて繰り返し繰り返し読んでいました。昔の記憶がどんどん蘇ってきましたよ。意外に覚えているもんだなあ。
ざっくり言うと忍者フィールドアスレチック
甲賀の里忍術村は2万5000平米という広大な敷地に、様々な忍者修行アトラクション、忍者屋敷、道場が点在しています。ざっくり言えば、忍者フィールドアスレチック。本気ですべての修行にチャレンジしたいという方は、どうぞ動きやすい服装・靴で訪れましょう。忍者衣装は大人用も用意されていますからご安心を(実際女子大生っぽいグループがカワイイくノ一に変身してました)。
全日本忍者選手権大会も毎年開催される
木造日本一の甲賀大黒天のある、志能備神社には名も知れず死んでいった甲賀武士や甲賀忍者たちの魂も祀られています。なお、忍術村では毎年「全日本忍者選手権大会」が開かれています。我こそはと思う忍者マスターは手裏剣、水蜘蛛など数々のレースで優勝を狙うのだ!(2016年01月11日訪問)【麻理】
追記:全日本忍者選手権大会の様子
忍術村で行われた、第32会全日本忍者選手権大会の様子です。これ結構足の筋肉使いますね。忍者の皆様、お見事!
参考文献
地図&情報
忍術村(にんじゅつむら)
住所 :滋賀県甲賀市甲賀町隠岐394
電話 :0748-88-5000
休業日:月曜 祝日の場合は、その翌日
入場料:大人1100円
時間 :10:00~18:00(季節によって変動 公式サイトを確認のこと)
駐車場:無料
関連URL:甲賀の里 忍術村