和歌山の落合博満野球記念館は、入館料2000円ながら、落合博満氏、信子夫人、福嗣君の人生がぎっしり凝縮された見どころいっぱいの博物館。ブリーフ姿の落合像と写真が撮れます。
和歌山の太地にある落合博満野球記念館
カーナビに従いつつ、太地(たいじ)の町をどんどこクルマを走らせるのですが、なかなかそれらしき建物が見えない。まわりが山深い風景になり、道が細くなってくるので不安になってきたころ、あった。ありましたよ、落合博満野球記念館(おちあいひろみつやきゅうきねんかん)が!
豪華な六角形の建物は背番号の6の形
外観はゴージャスな別荘そのもの。グリーンの鉄門がお金持ち感を炸裂させています。落合博満野球記念館の設立は1993年(平成5)。野球個人記念館としては日本初となります。建物が六角形をしているのは、背番号「6」にちなんだものだそうで。でも実は落合氏は秋田出身で和歌山県太地には何のゆかりもありません。
せっかく来たのにみんな引き返していく
道路で写真をバシャバシャ撮っている間に、クルマが4、5台上ってきました。どうみても落合博満野球記念館が目的で来た観光客。でも門のところでしばし停車すると来た道を引き返していくんです。
珍スポットとしてはビックリするようなお値段
それもそのはず。案内板に書かれた料金はなんと2000円。高い。石川県の松井秀喜ベースボールミュージアムが入館料300円と考えるとむちゃくちゃ高い。和歌山の山奥でこの価格はちょっと無理があるような……。
唯一写真撮影ができるのは……
館内は1カ所を除いて撮影禁止。でもこの撮影スポットがスゴイ。落合博満氏の全身ゴールドのブリーフ一丁姿の像の前のみ。どーんと仁王立ち。な、なぜブリーフ? ユニフォーム姿じゃないの? 理解不能。
ブリーフ&ゴールデン落合と写真撮影
各チームのユニフォームが取りそろえてあり、それを着てブリーフ&ゴールデン落合像と一緒に撮影できるんです。落合氏のマイバットやグローブもあるので、いろんなポーズをとれますぞ。係員のお兄さんが快くシャッターを押してくれます。
館内を流れる落合氏の美声
館内に流れるのは落合氏と信子夫人のデュエット曲『そんなふたりのラブソング』。「オレ流」フルスロットルです。落合氏の美声がうなる『男のララバイ』『サムライ街道』などをエンドレスで聴きながら展示品を眺めます。
500以上のトロフィーにビックリ
トロフィー、賞状、記念写真の数たるや。なんとトロフィーは500以上! これ一人でもらったものなのかと口あんぐり。芸能人と撮影した写真も大量にあり、彼の交友の広さにもビックリ。オールアバウト・俺ワールド! 落合博満氏の偉大さ、栄光の野球人生がよっくわかりました。
信子夫人の油絵・福嗣君のオモチャコレクション
しかし最も珍な見どころは別にあります。一つは信子夫人の趣味の直筆油絵ギャラリー。……うん、上手いですよ……多分。もう一つは長男福嗣君のオモチャコレクション。ウルトラマン、ガンダムシリーズなどのフィギュアが数百体、所狭しと並んでます。なんて濃すぎる一家なんだ。今後も生暖かく落合一家を見守りたいと思います。(2006年10月09日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
落合博満野球記念館(おちあいひろみつやきゅうきねんかん)
住所 :和歌山県東牟婁郡太地町神の浦1099-5
電話 :0735-59-3266
時間 :09:00~17:00
休館日:火曜日
入館料:大人2000円
駐車場:無料(30台)
関連URL:落合博満記念館