和歌山県白浜温泉の白浜観光協会が自信を持って観光客にお勧めする、白浜美術館と歓喜神社(阪田神社)です。エロティックな120体の秘仏や2メートルの男根のご神体が見ものです。
まるで手招きしているようなイス
歓喜神社(かんきじんじゃ)と白浜美術館(しらはまびじゅつかん)は同じ敷地内にありますので、入場料500円で両方見られるというお得さ。門をくぐると、怪しげな手の形のイスが並んでいます。来てます。はやる気持ちを抑えられません。
ラマ教・ヒンズー教・密教の秘仏が120点
白浜美術館から入ってみましょう。ここにはラマ教・ヒンズー教・密教の秘仏が120点以上も展示されています。男神女神の結合像、男根崇拝のリンガ、などなどフェロモンムンムンの仏像ばかりなんですよ。しかし、残念なことに中は撮影禁止。パンフレットやチケットの写真でご勘弁を。
結合部分を拡大して見られる虫眼鏡
ご丁寧に、結合部分を拡大して見られるように虫眼鏡まで装備。私の他に中年男性のグループがいまして、熱心に虫眼鏡からのぞき込んでいらっしゃいました。日本の仏像は中性的であまり性の匂いを感じませんが、向こうの仏像って超巨乳&むっちむちのおしり。肉体派ですね。
美術館の次は歓喜神社へどうぞ
美術館だけでも見応えたっぷりですがやっぱり温泉と言えばエロですよ。歓喜神社(阪田神社)へと急ぎましょう。神社は通路をのぼった高台にあります。
夫婦円満、子宝安産、縁結びに霊験あらたか
美術館を抜けると歓喜神社に続いています。もちろん御利益は夫婦円満、子宝安産、縁結び。パンフのご霊験の欄には「日常歓喜びの生活」とありますから、ここから名前がついているんですね。
1300年以上前の祭祀遺跡
お社を覗いてみると、これまたリアルな男性器・女性器の自然岩。歓喜神社は阪田山祭祀遺跡と言われ、1300年以上前のものなんだとか。この祭祀遺跡ははるか昔に起こった大津波で長い間埋もれていたのですが、考古学者の大阪学芸大学助教授の鳥越氏の発掘調査によって発見されました。
私の身長ほどもある男根のご神体
別のお社には私の身長以上のずどーんと雄々しい木のご神体が。周りにはたくさんの男根像、張方が並べられています。南国風の植物とのミスマッチが面白い風情です。
男性器女性器におさすりしましょう
お社の中のものはさわれませんが、出口にある男性器女性器はぜひ手を触れてみましょう。おさすりすると御利益がありますよ。ただし、女子は男性器を、男子は女性器をすりすりすること。
飛鳥時代の衣装のフォトサービス
さらに「飛鳥ロマン体験」という、飛鳥時代の衣装を着るフォトサービスもありますよ。白浜温泉に有間皇子が訪れたからということらしいのですが、『天上の虹』や『日出処の天子』で登場人物が着ていた服とかなり違うような気が……。うん、まあでもエキゾチックな白浜美術館の雰囲気には合ってるから万事オッケー。(2006年10月08日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
歓喜神社(かんきじんじゃ)・阪田神社(さかたじんじゃ)・白浜美術館(しらはまびじゅつかん)
住所 :和歌山県西牟婁郡白浜町1-1
電話 :0739-42-2589
時間 :08:30~17:00
入館料:500円
休館日:水曜日
駐車場:無料(50台)