やってきました和歌山県の森林公園はリアルな実物大恐竜オブジェが点在する県立の公園。恐竜には乗っかることもできるから、まるで探検・冒険旅行しているかのような写真が撮れますよ。
同じ名前の恐竜公園は茨城にも
なんか同じような記事読んだことある──というあなた、かなり記憶力が良い常連さんですね。実は全く同じ名前の森林公園(しんりんこうえん)が茨城県にもあり、実物大の恐竜オブジェが園内にたくさん設置されています。森林公園という名前と恐竜は相性が良いのでしょうか。

質感がかなりリアル
茨城のカラフルな恐竜と比べると、和歌山の恐竜はかなりリアル。ボコボコと血管の浮き出た皮膚の質感や彩色がいかにも本物っぽい。実物見たことないけど。周りは鬱蒼とした木々が茂っているから探検気分をより盛り上げますよ。
ステゴサウルスに乗っかることも可能
この恐竜たちは雨ざらしの野外展示用だから結構丈夫につくってあり、大人が乗っかってもびくともしません。背が小さなお子さんは自力で登るのは大変そうだけど、大人ならステゴサウルスの首に座って記念撮影もできます。
巨大なディプロドクス
一番大きな恐竜はディプロドクス。体長20〜30メートルほどの草食恐竜です。バンザイしている私と比べると大きさが分かるのではないでしょうか。ディプロドクスは巨大な尾をムチのように振るって敵を追っ払ったようで、全力で振るうと音速を超えたとも言われます。ムチみたいに「スパーン!」という音がしたのかな?
ジュラ紀の恐竜が4体
こちらはケラトサウルス。図鑑で見る想像図と比べると公園のオブジェはやや直立型ですね。現在の想像図は昔と違ってやや前傾姿勢となっています。すばしっこく走る肉食系の恐竜です。この公園の恐竜たちはジュラ紀中後期に生息していた恐竜を集めているみたい。
広場の奥には動物のオブジェ
森林公園は昭和61年に作られました。25年以上も経っているのにそれほど古びた感じはしません。何度か塗り直しや整備をしているのでしょうね。恐竜は全部で4体と少ないのですが、広場の奥には他にも動物たちのオブジェが置かれています。
サファリ気分に浸れる
ゾウやキリンは若干小さい気もしますが、こちらの動物オブジェもほぼ実物大。恐竜に比べるとちょっと造形がマンガチックかな。こちらも上に乗ることができますからお子様(と一部の大人)はサファリ気分に浸ることができますよ。
森林公園の良さは容赦の無さ
ここの恐竜・動物オブジェの良いところは、容赦のなさ。普通は公園のオブジェは乗りやすいように小さめに作ってあったり、踏み台が置かれてあったりします。茨城の森林公園も恐竜が滑り台になっていましたね。
ハードボイルドな公園
ですがここはリアルな実物大で踏み台もないから乗っかるのも一苦労。しかしそれだけに恐竜や動物に乗れた時の達成感を感じられるのです。それに説明書きや踏み台がない方がリアル感が増しますしね。動物と恐竜がドスンと置かれただけのハードボイルドさにしびれる公園でした。
注意! 心霊スポットとしても有名
一つご注意を。実は森林公園は和歌山でも有数の心霊スポットなのです。少女の幽霊が歩きまわる、園内に入ると息苦しくなる、恐竜オブジェ脇のトイレがヤバイ、必ず心霊写真が撮れる──など2ちゃんねるのオカ板にうわさ話が書き込まれています。霊感ゼロで鈍感な私はさっぱり何も感じませんでしたが、苦手な方は要注意。(2012年06月17日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
和歌山県立森林公園(わかやまけんりつしんりんこうえん)
住所 :和歌山県和歌山市深山600番地の1
電話 :073-435-1049(和歌山県 農林水産課)
時間 :見学自由 ※夜はお勧めしない
入園料:無料
駐車場:無料