巨大な足の裏になぜお地蔵様!? 千葉県茂原市箕輪の丘の上にある、足地蔵尊蒼天(あし地蔵尊)を訪れて仰天しました。いろんな意味で。千葉珍スポット旅行で最後に探訪した物件です。
ネットで調べても全く情報がない極レア物件
ここは『ワンダーJAPAN800』で知った珍スポットで、ネットで調べてもほとんど詳しいことが分からず「まあとりあえず足を運んでみるか(あし地蔵だけに)」──という軽い気持ちで行ってみました。でも何やら不穏な空気が……。
あちこちがかなり荒れ果てている……
訪れてみると『ワンダーJAPAN800』の掲載写真と全然雰囲気が違います。というのもかなり敷地内が荒れ果てているのです。草はぼうぼう、あちこち石が崩れ落ちたような部分があって不安な気持ちに。
風景画に不思議な文字(情報求む)
カラフルな山や南国の風景が描かれています。この下の文字は何語なんでしょう。ひょっとしたら何も意味がない創作文字なのかもしれませんが、ご存知の方がいらっしゃったらご一報ください。
ひょっとしてもう閉鎖してしまったのだろうか?
木彫りの足の中に収まっているお地蔵様。階段で上に上がれるようなので登ってみました。ただ、この階段も相当錆びていて不安を覚えます。ひょっとしてもうここは閉鎖してしまったのかしら?
ツタでびっしり覆われている!
上がってみてびっくり! いたるところにツタが生い茂っていて、地面が全く見えない状態です。でも5メートル先に、かなり大きな足とお地蔵様の彫刻があるので勇気を出して進んでみることにしました。
蛇を踏まないように棒きれで地面をたたきながら進む
私の背丈ほどもある巨大な足。近くで見るとかなり立派な作りです。この近くには足湯などもあったようなのですが一面草に覆われていたため全く見えない状態。うっかり蛇を踏んでしまわないように辺りの草を木切れで叩きながら進みました。
どうやら足を大切にする宗教のようだけど……
足地蔵尊蒼天の縁起について書かれた石碑がありました。これを読むとどうやら人間の生命、健康において最も大切なのが「足」であり、足を敬い大切にすることで健康維持や蓄財のご利益がある──ということらしいのですが。
お地蔵様だから仏教系、それとも鳥居があるから神道系?
アメノアシツチクラノミコト? ここ神道系だったのかな。地蔵尊とあるからてっきりお寺さんかと。でも鳥居があるから神道系かも。詳しい教義が分からないのでなんとも言えないですが。
新興宗教団体の施設なのかな
でも石碑により、この足地蔵尊蒼天が2010年4月に建立されたことが分かりました。「有志一同」と書かれていたので、おそらく新興宗教団体なのかもしれません。小屋の中には音楽機材などが置かれていました。法会などで使うのかしら? それにしてもたった6年でこの状態とは……。
ふと見ると上に登る階段があります。草をかきわけてさらに上に登って見ることにしました。
丘に登ったら清々しい田園風景が広がっていた
この階段というか、はしごがかなり老朽化しており途中で崩れ落ちるのではないかとヒヤヒヤしましたがなんとか上に登りきることができました。そこには小さな祠があるだけでした。でも田んぼが広がっていて、清々しい眺めですね。
Googleでも全く情報なし! 情報求む!
それにしてもGoogleで「足地蔵尊蒼天」「アメノアシツチクラノミコト」などで調べてもほとんど情報が載っていません。いったいここは何なのでしょうか? 木彫りのクマがあちこちに置かれていたのですが熊も関係があるのかしら。情報求む!(2016年10月10日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
あし地蔵尊(あしじぞうそん)
住所 :千葉県茂原市箕輪307
電話 :不明
休業日:不明
時間 :不明
入場料:無料
駐車場:なし