茨城県の牛久大仏の大きさはハンパじゃありません。身長120メートル、ギネスブックに認定された世界最大の大仏です。なんと自由の女神の3倍、奈良の大仏が手に乗る大きさです。
大きすぎて実感が沸かない
牛久大仏は巨大すぎてどこからでもよく見えるので道に迷うことはまずないでしょう。強さのインフレを起こしている『ドラゴンボール』みたいに、もう「巨大な仏像」って言ってもさっぱり大きさの実感が沸きません。
奈良の大仏が手のひらに乗る大きさ
比較がしやすいように、フォトショップで合成してみました。牛久大仏は自由の女神(40メートル)の3倍、奈良の大仏は手のひらに乗っかるような大きさなんです。自由の女神が以外に小さいのか、牛久大仏が大きすぎるのか。もお、どんだけデカイんだって話ですよ。
周りに何もないので目立つ目立つ
何事も過ぎると「珍」の香りが漂いますが、この大きさの大仏を目の前にすると、あまりにすごすぎて笑いがこみ上げてきます。また周りには大きな建物もなく平野が広がっているので、遠くから見ても目立つ目立つ。
エスカレータで大仏の胎内へ
大仏の胎内めぐりももちろんできますよ。ちゃんとエレベータがついていますので、体力に自信のない方も大丈夫。エレベータ入り口は大仏の後ろ側、かかとの部分にあります。エレベータは大仏の形に合わせて台形型でした。
4.5階「霊鷲山(りょうじゅせん)の間」
あっという間に大仏様の胸の辺り、地上80~85メートルの4.5階に到着します。4.5階は霊鷲山(りょうじゅせん)の間。霊鷲山は仏陀ゆかりのインドの地名です。仏陀の遺骨である仏舎利(ぶっしゃり)が安置されています。内装はピカピカですが、大仏の大きさに対して意外に狭い感じがしました。
ギネスの認定証もチェック
もちろんギネスの認定証もありますよ。でもそもそも大仏を作るのはアジアに限られるでしょうね。大仏が作られた当時の様子、建設の作業工程もパネルで展示されています。大仏像は超高層ビルで多く使われているカーテンウォール工法で作られました。
カーテンウォール工法で頑丈な造り
カーテンウォール工法とは、大型のタワーレーンで鉄骨の組み立てを行い、外側にカーテンのように外壁を取り付けるもので、建築物自体は柱や梁などで支えるメカニズム。外壁には力が加わらないので地震や風圧にも強いんですね。下から順番に積み上がるように建設される様は圧巻。
親指の前で記念撮影
内部の記念撮影ポイントは、実物大の右足親指。でっかーい! やっぱり「世界一の大きさの大仏」を全面に押していきたいのか、あちこちに大きさの比較ができる展示があるんですよ。入り口には実物大の螺髪(らはつ・パンチパーマみたいな仏陀の巻髪)があるのでそちらもチェック。
何から何までスケールがデカイ牛久大仏
3階は蓮華蔵(れんげぞう)世界。極楽浄土を表しています。3000体にも及ぶ胎内仏がうず高く安置されています。その数とまばゆい黄金の光に圧倒されました。何から何までスケールのデカイ牛久大仏でありました。(2007年02月10日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
牛久大仏(うしくだいぶつ)
住所 :茨城県牛久市久野町2083
電話 :029-889-2931
時間 :09:30~17:00(03月〜09月 土日祝日~17:30)09:30~16:30(10月~02月)
拝観料:800円(大仏胎内を含むすべての拝観)
休業日:年中無休
駐車場:無料(500台)
関連URL:牛久大仏