おまわりさんになってみよう!「ポリスミュージアム・警察博物館」【東京】

警察博物館
東京京橋の警察博物館は日本の警察のはじまりから現代に至るまでの資料を1000点以上展示。本物のヘリコプターや白バイに乗ったり、警察官の制服を着て記念撮影もできるんです。

警察博物館は2017年4月29日にリニューアルオープンしました。この記事はリニューアル前の取材によるものです。

撮影できるのは1Fのみ

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ただしここは1Fにあるふれあいホールしか撮影が許可されていません。なぜかというと、本物の警察官の制服や記章が展示されているので、複製を防止するためなんです。犯罪に使われたらまずいですもんね。それだけにマニア垂涎の激レアスポットとなっています。

受付・案内係は現役の警察官

警察博物館
こちらがふれあいホール。右手に受付がちらっと写っていますが、実は案内係は現役の警察官が担当されていることもあります。運が良ければ婦人警官の方が案内してくださることもあるんですよ。これは嬉しい!

警察ヘリコプター第一号機の「はるかぜ1号」

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こちらは警察ヘリコプター第一号機の「はるかぜ1号」。全国の警察に先駆けて、警視庁が1959年の10月に初めて配備されたものです。上空から救助活動したり、犯罪捜査を行うためにヘリコプターは大いに活躍します。

白バイはもとは赤バイだった

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警察の白バイって、最初は赤バイだったって知ってました? 大正7年1月1日、警視庁本部に3台、麹町、愛宕、上野署に1台ずつ、合計6台が配備されました。車名は「インディアン」1917年式のアメリカ製。スチームパンクでカッコいー!

サイドカー付き白バイには実際に乗ることができます

警察博物館
側車(サイドカー)付きの白バイ。1983年から22年間皇族警衛や国賓警護の時に活躍した、由緒あるものです。警視庁広報課もイチオシしてます。

お子さんにお勧め、こども制服コーナ

警察博物館
「おまわりさんになってみよう!」コーナは、お子さんのいらっしゃるご家族連れに超おすすめです。警察官や白バイ隊員の制服を着て、先ほどご紹介した白バイやヘリコプターに乗って写真撮影できるんですよ。サイズは100cm、120cm、140cmです。残念ながら大人用はなし……。

明治時代の警察を学べる二階

2Fへ行ってみましょう。ここからは写真撮影禁止です。2Fは初期の警察を紹介している歴史コーナ。明治時代の警察官の制服や、警察制度創設のための欧州視察資料など貴重な資料がいっぱい。近代警察の基礎を作った、川路大警視の実物制服は実に素敵でした。

厳粛な気持ちになる三階

3Fは少し心が沈むエリア。というのも、殉職した警察官の遺品や、歴史的な事件事故の資料エリアとなっているからです。焼け焦げていたり、シミ(血の跡かしら?)がついた遺品と警官の写真、事件のあらましを書いたパネルは胸に迫るものがあります。

ゲーム感覚で学べる体験コーナの四階

4Fは一転して楽しいエリア。モンタージュ作成を体験できるゲームコーナや、刑事ドラマでおなじみの鑑識の七つ道具、クイズ形式で警察について学べるモニタなど。

思わず燃える、ドライビングシミュレータ

中でもドライビングシミュレータは面白かったですね。自動車教習所時代を思い出しながら、トライしてみると上級編は意外に難しい。つるつる滑る雪道で、高齢者や子供が飛び出す、飛び出す。何度やっても事故を起こしてしまいました。く、悔しい……じゃなくて、実際の事故じゃなくてゲームで良かったー。

売店が閉店してしまったのが残念

警察──というと、堅苦しくて苦手な方も多いかと思いますが、この警察博物館はそんな方でも楽しめるミュージアムだと思います。入館も無料ですしね。ただ5年ほど前まであった、ピーポくんグッズを買える売店が閉店していたのが残念。意外と需要あると思うんだけどなあ、警察グッズ。(2014年08月06日訪問)【麻理】

ちなみにピーポくんの名前は、パトカーの音からきているのではなく「人々(ピープル)」と「警察(ポリス)」の頭文字をとって名付けられている。そんな豆知識も学べる施設です。

参考文献

地図&情報

警察博物館(けいさつはくぶつかん)

警察博物館は2017年4月29日にリニューアルオープンしました。この記事はリニューアル前の取材によるものです。

住所 :東京都中央区京橋3丁目5番1
電話 :03-3581-4321(警視庁代表)
休業日:月曜日(祝日に当たる場合は翌日)年末年始(12月28日 – 1月4日)
時間 :09:30~17:00
入館料:無料
関連URL:ポリスミュージアム(警察博物館)見学 警視庁

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