今月は「新潟県特集」です。火・木の夜7時に更新します。

不時着したUFO? いったいこりゃなんだ!?「くびき駅」【新潟】

くびき駅
これはいったい何ぞ? メタリックな卵型の建物はまるでUFOのよう。赤い目玉が中央についていてジオン軍のモビルスーツの頭部にも似ています。田園の中の不思議な建物をたずねて、新潟県上越市頸城区にやってきました。

新潟の変わった駅・第三弾!「くびき駅」

くびき駅
タイトルでおわかりになっていたと思いますが、これは駅舎なんですね。北越急行・ほくほく線のくびき駅です。地名から名付けられた駅で、漢字では「頸城」と書きます。くびき駅は筒石駅高田駅に続いて珍しい駅第三弾となります。新潟は面白い駅が多いですね。

ホームまで300段!? 深さ40mにある駅「筒石駅(つついしえき)」【新潟】
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雪国ならではの生活の知恵・雁木アーケード「高田駅」【新潟】
最近はあっさりした簡素な作りの駅が多くなっていますが、新潟県上越市の高田駅は、瓦屋根が美しい純日本風の建築。でも高田駅はただ美しいだけでなく、豪雪地帯ならではの伝統的な知恵と工夫が詰まっているんですよ。

世界的建築家・毛綱毅曠(もずなきこう)氏の設計

くびき駅
この駅舎を設計したのは毛綱毅曠(もずなきこう:1941〜2001)氏。前衛的な建築を得意とする世界的な建築家です。設計コンセプトのプレートにはこんなことが書かれていました。

決して大きくない建物にボリューム感を持たせ、従来の駅にはないエネルギーを発信して、その存在をアピールするためのものです。

(中略)

駅とは本来、日常とは異なる場所への出発の場でした。その気持ちの変化を演出するための工夫をちりばめて「駅本来の役割」を訪れる人々に感じてもらえるようにと考えています

宇宙船を思わせるSF的なデザイン

くびき駅
プレートに書かれている通り、確かに非常に強いインパクトがあってアピール度抜群の建築ですね。中に入ってみると、丸い窓を強調するように赤い楕円の塗装がしてあります。外から見て目玉に見えたのはこの明かり取りの窓ですね。下にも外を覗ける丸い窓が並んでいて、宇宙船を思わせます。

宇宙をモチーフにした内装?

くびき駅
卵型をしているので天井も高く、思ったよりも広く感じます。「決して大きくない建物にボリューム感を持たせ」という文章に納得。この赤い塗装は宇宙をイメージしているのでしょうか、ガラス部分にうっすらと惑星の配置図が描かれていました。

天井には雲のようなオブジェ

くびき駅
上を見上げると雲のような不思議なオブジェがありました。これは何なのかしら? 宇宙人の文字? これも宇宙を表しているのかしら? 前衛芸術は意味を理解するというより感じるものなので、あれこれ考えるのは野暮かもしれませんね。

入り口向かって左手がホームへの通路

くびき駅
駅舎入口から入って左側に通路があり、この先を歩いていくとホームに着きます。私はクルマでこの駅まで来たので、ホーム手前まで見に行ってみることにしました。

ホームへ向かう通路はごく普通のコンクリート作り

くびき駅
あ、こっちはごく普通の駅の通路なのね。コンクリート作りで特に変わったデザインにはなっていません。毛綱毅曠氏の建築はあくまで駅舎のみってことのようです。ちなみにくびき駅は無人駅なので駅員さんの姿は見えません。

ほくほく線の時刻表

くびき駅
ほくほく線の時刻表です。朝を除けば1時間に1回電車が到着するようです。ほくほく線は単線なので上下線の待ち合わせにも使われているみたい。

要注意! ほくほく線無人駅の乗り降りの仕方

くびき駅
ほくほく線の無人駅には注意が必要です。駅員さんがいる駅は全部のドアが開閉するのですが、無人駅の場合乗車口は進行方向先頭車両の一番後ろのドアだけが開くため、他のドアの前で待っていたら乗り遅れてしまう恐れがあります。また降りる際も一両目の一番前のドアから降りなければなりません。

このようなローカルルールがあるため、初めて訪れた旅行者はびっくりしてしまうかも。

ホームの外観はごく普通でした

くびき駅
駅舎はかなり変わった形なのですが、ホーム自体はごく普通のデザイン。周りは延々と田園風景が続くのんびりした景色です。田んぼの真中に不時着してしまったUFOのようで、とってもユニークな駅舎でした。(2019年05月04日訪問)【麻理】

動画で見るくびき駅

不時着したUFO? いったいこりゃなんだ!?「くびき駅」【新潟】

参考文献

地図&情報

くびき駅

住所 :新潟県上越市頸城区手島1021-2

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