ヘルメットをかぶってコウモリの住む洞窟へ「西湖蝙蝠穴」【山梨】

西湖蝙蝠(コウモリ)穴
山梨県西湖蝙蝠(コウモリ)穴。洞窟の総延長は350メートル。西湖蝙蝠穴は富士山麓の溶岩洞穴の中でも最大です。道は天井が低く歩くのに一苦労。まるで運動部の特訓のようです。

ヘルメットと樹海で探検気分

西湖蝙蝠(コウモリ)穴
ここは管理事務所。こちらでヘルメットを借ります。観光洞窟だからとなめちゃいけません。後々、ヘルメットがどんなにありがたいか知ることになるのです。

樹海の奥へと進みます

西湖蝙蝠(コウモリ)穴
富士山麓と言えば樹海ですよね。洞窟まで数分、樹海の遊歩道を歩きます。探検気分がもりあがってまいります。天気の良い日だったので清々しい風景が広がっています。

入り口には鉄格子

西湖蝙蝠(コウモリ)穴
入り口は檻のようになっています。これは洞窟内のコウモリを保護するためのもの。勝手に人や動物が入れないようになっているんです。ちょうどコウモリが通りぬけられる間隔に鉄格子がはまっています。

富士山麓の溶岩洞穴中最大

西湖蝙蝠(コウモリ)穴
洞窟の総延長は350メートル。近くにあちこち洞穴があるのですが、西湖蝙蝠穴は富士山麓の溶岩洞穴の中でも最大です。噴火で流れ出た溶岩が固まったものなので壁はボコボコしてますよ。洞窟探検の所要時間はおよそ30分。

溶岩のしずくが垂れ下がる

西湖蝙蝠(コウモリ)穴
ここは「巨人の足跡状広場」。溶岩の水蒸気を主とするガスが集まってドーム状の広場を形成したもの。ところどころ溶岩のしずくが垂れ下がって鍾乳石のようになっています。

まるで運動部の特訓のような

西湖蝙蝠(コウモリ)穴
溶岩ドームは天井が高いのですが、途中の道は1メートルほどの高さしかないのでしゃがみながらえっちら、おっちら進まなくてはなりません。兎跳びの格好で歩く感じ。他に家族連れとカップル2組がいたのですが「足痛い」「辛いよー」「まだ続くの?」とみんな泣きが入ってます。

ヘルメットがあって良かった

西湖蝙蝠(コウモリ)穴
内部は暗く、溶岩鍾乳石が飛び出ているのでゴツン、ゴツン頭をぶつけます。ヘルメットがあって本当に良かった。下もぬかるんでいるので滑りやすいです。汚れても良い格好で行った方が無難。ミニスカ・ハイヒール不可。あまりデート向きではありません。

蝙蝠洞窟最深部

西湖蝙蝠(コウモリ)穴
ようやく最深部へ。コウモリを保護するためにゲートが設けられていて先に進むことはできません。あれ、そう言えばコウモリは?

コウモリを見られた人はラッキー

西湖蝙蝠(コウモリ)穴
実は周辺の開発や洞窟への無差別な立ち入りにより洞窟内のコウモリは激減。最近は保護活動によって少しずつ数が増えるようになったものの、コウモリはほとんど見ることができないそうで……。早朝か夕方に運が良ければ見られます。

なんとも寂しい展示室

西湖蝙蝠(コウモリ)穴
引き返して入り口の展示館に入りました。コウモリについて学べる施設です。でもコウモリだけで特集を組むのは難しかったのか、標本は良いとしてもコウモリの描かれた切手、コウモリの人形ぐらいがポツポツ置かれているだけ。なんとも寂しい。

寂しい方がコウモリにとってはいいかも

西湖蝙蝠(コウモリ)穴
壁中にバットマンのポスターが貼ってあるだけの一室も。お土産品もバットマン関連のものが多数。うーむ、トホホ状態です。コウモリが今後増えるこためにも、あまり観光客が押しかけない方が良いスポットなのかもしれませんね。(2007年04月15日訪問)【麻理】

参考文献

地図&情報

西湖蝙蝠穴(さいここうもりあな)

住所 :山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068
電話 :0555-82-3111
時間 :09:00~17:00
休業日:12月01日~03月19日
入場料:大人300円
駐車場:無料(33台)
関連URL:西湖コウモリ穴/富士の国やまなし観光ネット 山梨県公式観光情報

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