熊本県天草市有明はタコの街です。道の駅有明(リップルランド)の広場・ありあけオクトパ〜クに、巨大なタコのオブジェがあります。ハイパーリアルなタコ像と有明のタコ愛について。
行けば元気が湧いてくる! 元気発見・有明町
熊本県天草市有明町(ありあけまち)。2006年の天草市合併前は「元気発見 ぬくもり実感 ふれあいのまち ありあけ」が町の標語でした。広い空に青い海。確かに大海原を前にすると元気発見!と気持ちが前向きになりますね。
タコの町・有明と天草ありあけタコ街道
そんな有明が猛プッシュしているのがタコです。看板にも「タコの町有明」とありますね。天草市には7つの漁港が密集しているため、タコによる町おこしとして2005年07月17日に国道324号の有明区間を天草ありあけタコ街道と命名しました。
毎年08月08日にはタコ供養祭を開催
有明町ではタコの足にちなんで毎年08月08日をタコの日としています。当日はタコ供養祭が開催され、タコの供養と海難事故防止を祈るそうですよ。なんと天草市商工会女性部有明支部ですいとっとダンサーズというダンスユニットまで結成していというのだから、タコへの入れ込み様は相当なもの。
ここまでリアルにする必要はあったのか……?
ただ、なぜここまでタコの描写をリアルにした!? ヌメヌメ、ヌラヌラとした吸盤や皮膚は、あまりにもそのまんますぎる。正直他県民はドン引きではないでしょうか。もうちょっとこう、なんというか、女性と子供に受けるようなソフト路線ではだめだったのでしょうか。
重要888kgのこだわりオブジェ・ありあけタコ入道
このオブジェはありあけタコ入道。2005年10月18日に完成したものです。高さ3m、幅4.5m、奥行き2.5mのFRP(強化プラスチック)製。重量は888kgという、これまたこだわった作り。有明の人、どんだけタコが好きなのか!
5つのラッキー・有明五多幸(ありあけごたこう)祈りダコ
そのお隣にあるタコ供養塔・祈りダコはデフォルメしてある可愛いオブジェです。石に「有明五多幸(ありあけごたこう)」と書いてありますね。説明書きによりますと
1:受験にパス
2:健康にいい
3:恋愛成就
4:子宝に恵まれる
5:商売繁盛
の5つのラッキーに恵まれるんですって。
明石のタコも救った有明のタコ
有明海は日本で最大級の干満の差があり、タコの餌となる貝やカニ類が多く生息するため、タコの肉付きが良くなるのだそうです。昭和38年(1963)兵庫県明石海峡で冷害となり、明石海峡のタコが死滅するという被害がありましたが、当時有明のタコが放流され危機を救ったという歴史もあります。天草のタコ偉い!
なんとタコが決定!? 広場の名称はありあけオクトパ〜ク
2017年08月08日にタコオブジェと祈りダコのある広場の名称が、公募により「ありあけオクトパ〜ク」に決定しました。しかも事前選考後に、タコ供養祭で生きたタコが決定するという前代未聞の方法が採用されたようです(有明タコモニュメント広場の名称募集! – 熊本県天草観光ガイド ※リンク切れ)。
ありあけオクトパ〜クと道を挟んで向かい側にある道の駅有明(リップルランド)にも立ち寄りました。
道の駅・有明リップルランドの名物はビックリ焼き
せっかく有明に来たのだからタコを食べねばと思っていたら、「名物ビックリ焼き」の文字に目が止まりました。なになに、驚きの直径7センチ? よし、これにチャレンジしてみよう!
直径7センチ! こぶしほどあるジャンボたこ焼き
で、でかい! これ1個がまるごとジャンボたこ焼きです。私の握りこぶしぐらいありますよ。マヨネーズとネギたっぷり。ゴロゴロと3つ大きなタコが入ってました。地元名物のタコはさすがの美味しさです。結構人が並んでいたので、有名なんでしょうね。
温泉まである充実の道の駅・有明リップルランド
普通のたこ焼きも食べ比べしてみました。こちらも美味しいけど、やっぱり迫力のビックリ焼きをお勧めしたいです。道の駅有明(リップルランド)には、有明温泉・さざ波の湯もあります。今回は先を急ぎましたが、次回はゆっくりお湯にも浸かってみたいなあ。(2017年05月05日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
ありあけタコ街道・道の駅有明(リップルランド)・ありあけオクトパ〜ク
住所 :熊本県天草市有明町上津浦1955
電話 :0969-53-1565
休業日:年中無休
時間 :09:00~18:00(売店の時間)
駐車場:無料
関連URL:たこ飯のリップルランド【道の駅・有明】