大分県の別府へ来たら地獄めぐりは見逃せません。人気の超メジャー観光地ですが、硫黄の匂いに混ざって珍の香りがするスポットです。ありとあらゆる地獄があなたを魅了しますよ。
八大地獄の他にもいろんな地獄が
別府には地獄組合の海地獄、鬼石坊主地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄の8大地獄があります。その他にもいろいろ地獄はあるんですが、主なものをご紹介しましょう。
日本で初めて温泉熱によるワニ飼育
最初はこちら鬼山地獄。別名はワニ地獄。創立は大正12年です。日本で初めて温泉熱を利用したワニの飼育を始めたそうです。
夢に見そうなワニ・ワニ・ワニ地獄
いやもう、池の中にやたらめったらうじゃうじゃとワニがいるんですよ。ちょっと入れすぎでは。夢に見そうな風景です。
かまど地獄は珍オブジェいっぱい
お次はかまど地獄。若い観光客がいっぱいですが、実はみなさん中国、韓国からのお客様。最近地獄めぐりはアジア系の旅行客に大人気。今は日本人よりも海外観光客の招致に力を入れてるんだそうです。おーい、日本人観光客ご一行様も、地獄めぐり見に行こうよー。
かまど地獄は珍オブジェいっぱい
珍なオブジェがたくさんあって、写真撮影にぴったりのスポットです。大きなかまどからは湯気がもうもうと吹き出していました。
涼しげだけど実は熱い海地獄
これは海地獄。コバルトブルーで海みたいですね。涼しそうで入ってみたくなりますが、実は98度の熱湯。ここで名物の「地獄蒸焼温泉プリン」食べました。美味☆
温泉熱を使って動物の飼育
こちらは山地獄。山のあちこちから噴気が立ち上っているからですって。温泉熱の利用でカバやゾウ、フラミンゴなど動物が飼われています。カバさんの名前は昭平君。エサをあげると口をあんぐり開けてくれます。
無理矢理な感じもする白池地獄
白池地獄は青っぽい白色をした熱湯。それだけ? うーん。なんか無理矢理地獄を作ってる気が。
大分県は金の生産地
続いて血の池地獄。湯気で全く見えないのですが、真っ赤な色をした熱湯。日本最古の天然地獄です。この湯から産出する粘土で「血の池軟膏」という皮膚薬が作られます。お土産に売ってますよ。
ごめん、寒かったんで……
これは竜巻地獄。一定の間隔で熱湯を吹き出す間欠泉です。ごめん。30分ほど待ったんだけど吹き出さないので、寒くて帰っちゃいました。せっかちな方には向いていない地獄です。
坊主地獄は灰色の泥土がボコボコ
地獄組合に入ってない地獄もご紹介。坊主地獄です。熱い灰色の泥がボコボコと沸騰していて、お坊さんの頭みたいに見えることからそう呼ばれています。
見どころはピラミッドパワーのトイレ
ここは天然記念物に指定されていますが、珍な見どころは熱泥よりもピラミッドパワーのトイレ。トイレにピラミッドパワー? 唐突すぎて意味不明。とりあえず入ってみましたが……鈍い私にはパワーは感じられませんでした。(2006年12月13日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
別府地獄めぐり(べっぷじごくめぐり)
住所 :大分県別府市大字鉄輪
電話 :0977-66-1577(別府地獄組合)
時間 :08:00~17:00
休業日:年中無休
入場料:大人2000円(地獄めぐり共通観覧券)
駐車場:無料
関連URL:別府地獄めぐり公式サイト(別府地獄組合)