公園にある巨大な馬モニュメント。後ろ足の先にあるのが公衆トイレですからね、結構な大きさでしょう? 宮古島の3番目の巨大モニュメントは、サニツ浜ふれあい公園の宮古馬です。
オジー、ありがとー!
早朝にサニツ浜まで来たものの、宮古馬のモニュメントがどこにあるのかがさっぱり分からない。ウロウロしてたら、オジーがリヤカー自転車をこいで通りかかりました。
道を尋ねると宮古島ことばで「ついてきて」というようなことを言われて、ようやく辿りつけました。たんでぃがーたんでぃ(宮古方言で「ありがとう」)!
宮古島のサニツの風習
ふれあい広場のあるサニツ浜は、正式には与那覇(よなは)湾といいます。サニツとは「三日」の意味で、旧暦の3月3日のことで大潮にあたります。引き潮になるこの日、昔の女性たちは浜に行って身を清め、潮干狩りなど楽しんだりしたんだそうです。サニツは今でも各地で行われ、たくさんの人が潮干狩りに訪れるんですよ。
なんで馬なのかしら?
で、なんで馬なのか調べてみると、毎年7月にサニツ浜でサニツ浜カーニバルという市民のためのお祭りがあるからなのかなと思いました。お祭りでは、角力(すもう)、綱引き、ビーチバレー、モトクロスなどスポーツが行われますが、宮古馬による草競馬が人気なんですって。「あんちーかんちー」様のブログにカーニバルの様子が写真入りで詳しく載っていました。
海風にさらされてボロボロ
これは台風銀座である宮古島のモニュメントの宿命なのかもしれませんが、塗装がはげてかなりボロボロ。特に顔のあたりがハゲハゲ状態です。かわいそうなので塗りなおしてあげるとよいのになあ。
宮古馬ってどんな馬?
ところで宮古馬(みやこうま)ってどんな馬かご存知ですか? モニュメントを先に見ちゃうと、ラオウが乗ってる黒王号みたいな巨大馬に思えちゃいますが、実際の宮古馬は体高120センチほどの小さな馬です。ポニーと言ったほうがイメージが伝わりやすいかも。
次回はモニュメントから一旦離れますが、宮古馬の牧場をレポートいたします。(2011年04月20日訪問)【麻理】

参考文献
地図&情報
サニツ浜ふれあい広場(さにつはまふれあいひろば)
住所 :沖縄県宮古島市下地与那覇湾
関連URL:サニツ浜カーニバル2010:あんちーかんちー