宮城県松島レトロ館は大正・昭和の懐かしいおもちゃを5千点も集めた博物館。特徴は、展示品に触ることができること。小物やおもちゃなどを触って思い出すことってありますよね。
日本三景の松島
松島は宮城県の松島湾にある諸島です。リアス式海岸に連なる島の数は260ほどもあり、その美しさから日本三景の一つになっています。このあたりも東日本大震災と津波によって島や建築物に被害が出ましたが、現在は復興が進んでほぼ元通りの姿になっています。
おみやげ屋さんの二階
陸奥物産ビルというおみやげ店の二階にある松島レトロ館(まつしまれとろかん)。観客で賑わう店内を通り抜けて、奥にある階段を上がってみましょう。
懐かしい歌謡曲が流れる
階段には昭和初期の映画のポスター、アイドルのポップ、写真が飾られています。二階からは懐かしい歌謡曲が流れてきます。曲名が良くわからないけど、なんとなく聞いたことがあるようなないような。
油谷満夫氏のコレクション
館内は大正・昭和のおもちゃ、家電、写真、人形、レコードなどでいっぱい。全体的には昭和40年代から50年代にかけてのものが多いような気がします。これらは秋田県在住の日本民具学会会員・油谷満夫(あぶらやみちお:1934〜)さんのコレクション。100万点の蒐集物の中から、一部を松島レトロ館に貸し出して展示しているのだそうです。
手にとって見ることができる
松島レトロ館の特徴は、触ることができることです。入り口でお店の方が「手にとって見てくださいね」が言ってくださいました。小物やおもちゃなど、実際に触って思い出すことってありますよね。ガラスのショウウィンドウに入ったもの以外なら触っても大丈夫です。
現代っ子もレトロおもちゃ好き?
その場で遊ぶことができるおもちゃもありますよ。チンジャラジャラ!と大きな音を立てているパチンコで、子供たちが楽しそうに遊んでいました。今どきの小学生でもレトロなおもちゃを楽しめんるんだなあ。微笑ましい光景です。
人生ゲームハイ&ローゲーム
個人的に気になったものその1。人生ゲームハイ&ローゲーム。これ持ってた! あれ、持ってなかったんだけど、子供の時すっごく欲しかったんだっけか……? 記憶が定かでないけど、このボードゲーム確かに見覚えがあります。キンキンこと愛川欽也が司会だったんだよねー。
10円パチンコゲーム
その2。10円パチンコゲーム。これはジャンプ系スポーツをテーマにしたものだけど、私の家の近くにあった駄菓子屋のは新幹線の絵柄だったなあ。穴に落っこちそうになるとパチンコ台を傾けて、店のおばちゃんにめっちゃ怒られた。こういうの見てると子供の頃のことがどんどん思い出されますね。
充実したレトロ雑誌
その3。漫画や雑誌。これまでもいろんな懐かし系博物館に行ったけど、松島レトロ館は雑誌がすごく充実していますね。しかも手にとって読むことができるのが嬉しい。
津川雅彦氏と石坂浩二氏
昔のスタアって顔が濃くてかっこいいなあ。左は17歳の津川雅彦氏。右は石坂浩二氏。おふたりとももうおじいちゃんって感じだけど、昔はこんな美青年だったのねえ。
昔の少女漫画を読みふける
『マーガレット』、『少女フレンド』、『なかよし』、『リボン』! 私が生まれる前のものまである! 超お宝の懐かし雑誌ばかりで、読みふけってしまいました。ここを訪れるとは時間長めで予定を組んだ方がいいですね。(2014年05月05日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
松島レトロ館(まつしまれとろかん)
住所 :宮城県宮城郡松島町松島字町内112 陸奥物産ビル二階
電話 :022-355-0280
時間 :09:00〜17:00
休館日:年中無休
入館料:大人400円
駐車場:無料
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