きゃわゆうううい! あっちにもこっちにもキツネが寝転がってます。それもすぐ触れ合えそうな距離。萌え殺す気か! キツネ好き歓喜スポット、宮城蔵王キツネ村へ足を伸ばしました。
100匹以上のキツネが放し飼い
蔵王連峰の南西に位置する、宮城県白石市。宮城蔵王キツネ村(みやぎざおうきつねむら)は、様々な種類のキツネを放牧展示している動物園&テーマパークです。キタキツネ、プラチナギツネ、ギンギツネ、北極ギツネなど、その数100匹以上。だけどなぜか入り口はゴリラがお出迎え。なんでキツネにしなかった?
エキノコックスは心配なし!
「キツネって寄生虫いるんでしょ? エキノコックスとか……」とご心配のあなた、ノープロブレム。宮城蔵王キツネ村のキツネは全て人工的に繁殖したもの。回虫除去の薬を投与したり、場内を消毒したりしているので、これまで一度も感染したことがないのです。
お一人様でも大丈夫
私が訪れたのは新緑の季節でしたが、山形と宮城にまたがる蔵王連峰だけあってヒンヤリとする空気でした。村内はたくさんのご家族、カップルで賑わっていました。でも高価そうなカメラを抱えた男性一人のお客さんも結構いたので、撮影スポットとしても有名なのかな。
場内はキツネが自由に歩きまわっている
「キツネ専用場内」というゲートをくぐれば、そこはキツネ天国。場内は森の中をゲートで囲むような形になっています。キツネたちは歩きまわったり、好きな場所で昼寝してたりと自由気まま。
すぐそばを歩いても平気
キツネたちはキツネ村育ちのため人間にも良く慣れていて、こんな風にすぐそばを歩いても逃げたりしません。触って噛まれるかもしれないのでご注意を──とスタッフの方に言われますが、触れる距離まで近づくキツネはとヒラリと身をかわします。素早い!
稲荷神社にもキツネ
キツネと言えば稲荷神社ですよね。場内には真っ赤に塗られた鳥居と簡素なお社が。ここでもキツネは自由に柵に登ったりしていました。超フリーダム。
専用えさ場からソーセージをあげられる
キツネに直接手渡しでエサをあげることはできないのですが、専用えさ場からキツネ用のソーセージを投げ与えることができます。なぜ直接は無理なのかというと、すばしっこいキツネに餌を略奪されたり噛まれたりするかもしれないから。キツネ食いしん坊だね。
遠くからキツネが駆け寄ってくる
私も100円でソーセージを購入。エサ場のバルコニーに立っただけで、ワラワラとキツネが集まってきました! 遠くからキツネがじゃんじゃん駆け寄ってきます。なんか人気者になった気分(餌目当てだけど)。
ソーセージ終了で解散
キツネはみんなモッフモフ! やばい。上を見上げてソーセージをねだる顔が可愛すぎる。ジャンプしたり、こちらを見上げたり。調子に乗って餅まき的にばらまいていたら、ソーセージはあっという間になくなってしまいました。キツネのみなさんは「はい、解散、解散」とばかりに去って行きました。
ほとんどのキツネはうつらうつら
えさ場付近のキツネ以外はだいたい寝てます。15センチぐらいの接写をしても熟睡。犬猫の睡眠時間は15時間ほどと言われているので、きっとキツネも同じぐらい寝てるのでしょうね。うつらうつらしてる姿が可愛いのなんの。
【動画】キツネの鳴き声ってどんな?
ところでキツネってどんな声で鳴くかご存じですか? 場内で偶然鳴いているキツネを撮影できたので、動画で御覧ください。「キャウウン」とか、「ニャアアン」とかそんな感じ。一般によく言われる「コンコン」に聞こえなくもないけど、意外に甲高い鳴き声なんですね。
春先には子ギツネの抱っこ体験も
春から初夏にかけては子ギツネの抱っこ体験もできますよ。柔らかーい! ちっちゃーい! 可愛すぎて心わしづかみにされます。キツネ村には他にウサギやヤギなどの動物も飼育されています。スタッフの皆さんの様子を見ても、動物たちがとても愛情深く育てられているのが感じられました。また行きたい!(2014年05月06日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
宮城蔵王キツネ村(みやぎざおうきつねむら)
住所 :宮城県白石市福岡八宮字川原子11-3
電話 :0224-24-8812
時間 :09:00~17:00(冬季は16:00)
休業日:水曜 ※ゴールデンウィーク、8月、2月、年末年始は無休
入場料:大人1000円
駐車場:無料
関連URL:宮城蔵王キツネ村