愛知県犬山市の大縣神社豊年祭。別名、おそそまつり・姫の宮まつり・まんこ祭り。白いケープを被った年配の女性ご一同様の行列です。この扮装はお察しの通り女性器を表しています。
「飾車行列」と「神幸行列」の2種類
パレードは飾車行列と神幸行列の2種類があり、最初に飾車行列が出発します。神馬にまたがった宮司さんはいいとしても、なぜか普通のトラックやオープンカーに巫女さんが乗ってるんですよ。妙に現代的だなあ。
ビニールハウスの中に文金高島田のお嫁さん
しかしそんなことで驚いてる場合じゃない。小さなビニールハウスの中に文金高島田のお嫁さんが座ってるんです。箱入り娘ってことなの? 周りの見物人に聞いてみるとこの女性は「お姫様」とのこと。どっからどう見てもお嫁様だけど。
そのお多福の口が……
にこやかに手を振るお嫁様ならぬお姫様。背後には巨大なお多福。そのお多福の口が……女性器だ! 色もピンクに塗られていて、もうそのまんま。お嫁さんのすがすがしすぎる笑顔と女性器口お多福に見物人がどよめいています。シュール。
なぜ水車? なぜお嫁さん?
次のトラックにもお姫様が乗っています。今度は水車。お姫様はニコニコして手を振り続けます。なんで水車なのか、背後にある麦茶の広告は何なのか、そもそもなぜお嫁さん姿の女性が乗ってるのか。頭がぐらぐらしてきます。考えちゃだめだ感じろ。
先導を勤めるのは猿田彦
次に「神幸行列」が出発する諸钁(もろくわ)神社へと急ぎます。先頭の猿田彦(さるたひこ)が準備してます。猿田彦は日本神話に登場する神様です。豊年祭に限らず日本のお祭り行列では猿田彦のお面を被った人が先導を勤めることが多いんですよ。
行列のメインは女性器大行進
白いケープを被った年配の女性ご一同様も出発。この扮装はお察しの通り、女性器を表しているんです。どこがどこにあたるのかは写真・映像を見て各自ご判断ください。女性の一人にお訊きしたところ、もう20年以上も毎年参加しているとのこと。みなさん地元に住むご婦人なんですが、今年デビューの新人さんもいらっしゃるそうです。
警察官もこの日は無礼講
お巡りさんもたくさんいました。普段猥褻物公然陳列罪にうるさい警察ですが、にこやかに女性器のパレードを見物してます。若いお巡りさんはケータイで写真撮ってました。ま、この日は無礼講ってことで。
見どころその1「鳥居くぐり」
行列は大縣神社へ向けて1.5キロの距離をのんびり進んでいきました。さて、大縣神社には見どころが二つあります。一つは鳥居くぐり。願い事を込めて鳥居をくぐるんです。私もくぐってみましたよ。ラクショー。
見どころその2「姫石」
もう一つは姫石。写真で一目瞭然ですが、例の形をした天然の石であります。リアルです。神社の裏の方にありますので見逃さずに柏手を打ってお参りしましょう。(2007年03月11日訪問)【麻理】
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参考文献
地図&情報
大縣神社・豊年祭(おおあがたじんじゃ・ほうねんさい)
住所 :愛知県犬山市字官山3
電話 :0568-67-1017(大縣神社)
開催 :毎年3月15日より前の日曜日
時間 :10:00〜16:30(豊年祭の時間です。パレードは12:00ごろ出発)
関連URL:大縣神社公式サイト