360度の『鏡地獄』を疑似体験「三河工芸ガラス美術館」【愛知】

三河工芸ガラス美術館
愛知県西尾市の三河工芸ガラス美術館はステンドグラスなどガラスで作られた美しい工芸品の展示の他、江戸川乱歩の『鏡地獄』のような体験ができる不思議な展示があります。

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純日本風建築に和風のお庭

三河工芸ガラス美術館
ガラス工芸というイメージから、西洋アンティーク的な建物を想像していたのですが、到着してみると和風建築でビックリ。広大なお庭も純日本風。お金持ちのオーナーさんが敷地内に建てた美術館という印象です。

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館長・神谷一彦(カズヒコ 1954~)氏

三河工芸ガラス美術館
館長さんは神谷一彦(カズヒコ 1954~)氏。三河工芸ガラス美術館の展示物の大多数はカズヒコ氏の作品だそうです。1993年に三河工芸ガラス美術館を設立。プロフィールには「ガラス工芸は全くの素人。現在の作品はすべて独学による」とありますが、とても素人には思えないガラス美術品ばかりですよ。

内部は写真撮影禁止でしたので、以下の写真はパンフレットの画像を元にフォトショップ合成で再現したものです。
2018年01月03日より入館料改定に伴い、これまで写真撮影禁止だったスフィアなどがスマートフォン、小型カメラに限り解禁となりました。

巨大万華鏡・スフィアに入る

三河工芸ガラス美術館
この美術館の呼び物の一つが巨大万華鏡・スフィア。2002年版ギネスブックに掲載された、当時世界最大の万華鏡です。巨大な万華鏡の中に入り込んで鑑賞できるという面白い趣向のもの。

夢の中というか、麻薬的っつうか

三河工芸ガラス美術館
生命の起源から宇宙のビッグバンまでのストーリーを表現しています。万華鏡の真ん中に立つと、一面くるくると変わる幻想的な光景が広がります。内部の景色、音楽が様々に変化。夢の中のようなっていうか、麻薬体験のような不思議な感じ。やったことないけど。

不思議な光景の彫刻鏡の部屋・四季

三河工芸ガラス美術館
さらに感動したのが彫刻鏡の部屋・四季。床・天井・壁全てに鏡が貼られた部屋なんです。四方八方、全部鏡。合わせ鏡で無限に遠くまで続く不思議な風景を見たことありますよね。あれが、全ての空間を埋め尽くしているんです。

見渡す限りの桜吹雪に雪景色

三河工芸ガラス美術館
中は真っ暗。部屋の真ん中に通された道に立って鑑賞する形式です。すると鏡に色つけした四季折々の花鳥風月がライトで照らされます。地平線の向こうまで続く桜吹雪。見渡す限りの雪景色。誰も見たことのないような不思議な不思議な空間です。

乱歩の『鏡地獄』を思い出す

三河工芸ガラス美術館
江戸川乱歩の小説に『鏡地獄』という短編があります。鏡やレンズを偏愛する男が、内部を鏡張りした球体に入り込み、そのあまりに不可思議な光景に発狂してしまうというお話。同じ風景が無限に続く彫刻鏡の部屋・四季は『鏡地獄』の疑似体験版と言っても良いのでは。

趣味に走っているガン・ミュージアム

三河工芸ガラス美術館
他にはなぜかガン・ミュージアムというモデルガンのコレクション展示があります。映画で使われた銃が解説付きで紹介されています。実物大のロス市警のSWAT人形と一緒に写真を撮ったりもできます。完全に趣味に走っているコーナです。

『鏡地獄』体験はお薦め

三河工芸ガラス美術館
美しいガラス工芸品もありますが、珍スポットマニアは巨大万華鏡、彫刻鏡の部屋、ガン・ミュージアムを押さえましょう。あとおまけで、庭の片隅にあったモリゾー(愛・地球博キャラクタ)もチェック。(2007年03月28日訪問)【麻理】

参考文献

地図&情報

三河工芸ガラス美術館(みかわこうげいがらすびじゅつかん)

2018年01月03日より入館料改定に伴い、これまで写真撮影禁止だったスフィアなどがスマートフォン、小型カメラに限り解禁となりました。

住所 :愛知県西尾市富山町東郷5
電話 :0563-59-3334
時間 :10:00~17:30(入館17:00まで)
休館日:月曜(祝日の場合翌日)、第一火曜日、年末年始
入館料:大人700円
駐車場:無料(50台)
関連URL:三河工芸ガラス美術館

※情報修正2018年04月