境内がカボチャでいっぱいのかぼちゃ寺「ハズ観音(妙善寺)」【愛知】

ハズ観音かぼちゃ寺(妙善寺)
今では年中食べられますが本来は冬の野菜カボチャ。愛知県西尾市の妙善寺は地元ではハズ観音かぼちゃ寺と呼ばれています。かぼちゃ観音など境内のあちこちにかぼちゃがいっぱい。

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「幡豆=はず」と読むからハズ観音

ハズ観音かぼちゃ寺(妙善寺)
「ハズって何だ?」と思われるかもしれませんが、これは地名の幡豆郡幡豆町から来ているんですね。地元民以外はなかなか「幡豆=はず」とは読めません。ここは成人病予防、中風除けのご利益があるんですって。

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境内のあちこちにカボチャ

ハズ観音かぼちゃ寺(妙善寺)
こちらの観世音像も、もちろんカボチャをモチーフにしています。乗っている台もカボチャなら、光背(頭の後ろにある円盤状のもの)もカボチャマーク。ころんとしたカボチャは可愛らしいイメージ。

不思議な観音様のお告げ

ハズ観音かぼちゃ寺(妙善寺)
幡豆の民話にはこうあります。450年前に住職が観音様より「福徳を授けるから浜に出てみよ」というお告げを授かり、行ってみると浜にたくさんの丸いものが流れ着いていましたそうです。村人が恐る恐る食べてみると、実に美味! それがカボチャでした。それからはカボチャは病気に御利益があるとして信仰されてきました。

成人病予防、中風除けにカボチャ

ハズ観音かぼちゃ寺(妙善寺)
お地蔵様もカボチャに乗っていますよ。12月の冬至にはカボチャ汁粉が参拝者にふるまわれます。境内はかなり賑わうみたい。寒い季節にあったかいカボチャ汁粉なんていかにも美味しそう。

カボチャって外来種なのね

ハズ観音かぼちゃ寺(妙善寺)
でも昔の人はカボチャを見たことがなかったのかしら……? 実はカボチャって16世紀にポルトガルから伝わった外来種なんですね。ポルトガル語の「Cambodia abóbora」(カンボジャ・アボボラ)の頭の部分がその呼び名になったとか、カンボジア産のカボチャが伝わったのでそれがなまったとかいろんな説があるようです。

カボチャの種類は3種類

ハズ観音かぼちゃ寺(妙善寺)
カボチャには西洋カボチャ・日本カボチャ・ペポカボチャの3種類があります。西洋かぼちゃは南アメリカ原産で日本かぼちゃは中央アメリカ原産だそうです。ハロウィンのカボチャはペポカボチャです。

妙善寺に流れ着いたのはどのカボチャ?

ハズ観音かぼちゃ寺(妙善寺)
妙善寺の境内にあるカボチャの像は西洋カボチャのようです。実は西洋カボチャが日本で多く栽培されるようになったのは明治以降ということですし、3種のカボチャはどれも中南米の原産。いったい妙善寺に流れ着いたのはどの種類だったのか? そしてそのカボチャはどこからやってきたのか?

かぼちゃサミットって何だ?

ハズ観音かぼちゃ寺(妙善寺)
ひょっとしたら世界を航海していた船が日本の近くで沈んで荷が流れたのかも知れません。よくよく考えると不思議な事件ですね。でももっと不思議なのが境内にあった「第18回かぼちゃサミット」と書かれた看板。サミットとは最高責任者による頂上会議ですが、カボチャについて激しく議論を戦わせるのでしょうか? なんとなくほのぼの~。(2008年05月11日訪問)【麻理】

参考文献

地図&情報

ハズ観音かぼちゃ寺(妙善寺)

住所 :愛知県西尾市幡豆町東幡豆森66
電話 :0563-62-2297
時間 :参拝自由
拝観料:無料
駐車場:無料
関連URL:法話/俳句/中風除け/かぼちゃ寺 ハズ観音妙善寺

※情報修正2018年06月

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