当日のスケジュール「田縣神社(たがたじんじゃ)豊年祭」【愛知】

田縣神社豊年祭
愛知県小牧市・田縣神社豊年祭。大男茎形(おおおわせがた)といわれる男根型の神輿で知られています。タイムテーブルにそってご紹介しますので訪れる予定のある方はご参考にどうぞ。

当日の詳細なスケジュールは変更される場合があります。時間の余裕を持って現地で確認してください。

田縣神社豊年祭って?

まずはどんなお祭りかご存じない方もいらっしゃるかと思いますので、百聞は一見にしかず、動画をご覧ください。田縣神社豊年祭(たがたじんじゃほうねんさい)は、愛知県小牧市の田縣神社で行われます。男たちが大男茎形(おおおわせがた)といわれる男根型の神輿を担ぎ、巫女が木彫りの男根をかかえて歩きます。五穀豊穣や子宝を祈願するものですが、その強烈なインパクトから海外からもたくさんの報道陣・観光客が押し寄せる人気の祭事です。

【13:00】田縣神社へ

田縣神社豊年祭
お祭りの日付は毎年03月15日で決まっていて、正式な行事は午前10時から午後16時まで行われます。もちろん朝から田縣神社で待機していても良いのですが、メインイベントの神輿行列が始まるのが午後2時ですから、午後1時くらいに神社に着いていれば、お参りしたり屋台で食べる時間は十分あります。

【13:30】境内散策

田縣神社豊年祭
神輿行列の前に、まずは拝殿でご挨拶。男根型ご神木に手を合わせます。それから神社境内を散策してみましょう。あちこちに男根型の石がありますよ。石だけでなく、あらゆるものが性器の形をしています。奥の院横の、珍宝窟(ちんぽうくつ)には「玉さすり 賽銭入れて 珍となす」と石に刻まれています。玉をなでて願い事を心で唱えましょう。

【13:45】警察官のみなさん

田縣神社豊年祭
当日は結構な数の警察官の姿が見られますが、公然わいせつ罪を取り締まるためではありません。当日はかなりの人出になりますので警備のためなんですね。警察官のみなさんも休み時間に携帯で写真撮ってたりして、なごやかムード。でも最近は一眼レフを構えた素人カメラマンが民家によじのぼったり、踏切に乱入したりというようなムチャをするので、行列が始まると真剣な眼差しでお仕事なさってますよ。

【14:00】神輿行列が御旅所を出発

田縣神社豊年祭
いよいよ神輿行列が御旅所の熊野神社を出発します。しかし熊野神社は山の上にあって狭い上にものすごい人でごったがえしていますから、途中の道路で待機するのが吉。ロープの内側で待っていると、猿田彦が歩いて来ました。

先頭の猿田彦とは?

田縣神社豊年祭
全国各地の神輿行列では、先頭に先導役の猿田彦がいることが多いです。ここ田縣神社豊年祭でも同じ。猿田彦は天孫降臨の際、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)をご案内した神様と言われてます。背が高く、鼻が長かったのでこんなお面をかぶっています。手塚治虫の『火の鳥』に、猿田氏という猿田彦の末裔が登場しますが、鼻が大きな人物でしたね。

【14:15】幟(のぼり)登場

田縣神社豊年祭
続いて(のぼり)が登場。この幟、血管や毛などハイパーリアルに描かれていて、観光客に大人気です。みなさん携帯やカメラを掲げてたくさん写真を撮っていますよ。公共の場で大丈夫かと思いますが、警察官もニコニコ眺めてますのでノープロブレム。

【14:15】巫女さん登場

田縣神社豊年祭
次は木彫りの男性器を胸に抱いた巫女さんの一群。これを撫でると子宝に恵まれるとかご利益がありますので、みなさんなでなで。巫女さんもなでやすいように差し出してくれます。

一般公募による選ばれた巫女さん

田縣神社豊年祭
毎年思うのですが、この巫女さんたち可愛い人が多いんですよね。本職の巫女さんではなくて、一般公募で選ばれた方々です。なるほどオーディションがあるんですね。納得の美貌。被写体として素晴らしいからか、カメラマンのシャッターを切る音が一斉に鳴ります。

【14:20】御祭神1:御歳神(みとしのかみ)

田縣神社豊年祭
それから主祭神の、御歳神(みとしのかみ)の神輿が続きます。御歳神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)の孫で、大歳神(おおとしのかみ)の子供。農業をつかさどる神様で五穀豊穣の守護神です。『続々田県の宮見聞録』(丹羽欽明)にはこうあります。

昔、大地主神(おおちぬしのかみ)が人々に肉を食べさせたところ、稲が見乗らなくなってしまいます。御歳神は肉を穢れであると怒ったためで、あわてて大地主神が大男茎形(おおおわせがた)を祭ったらまた豊作になったそうです。これが豊年祭の由来。

【14:20】御祭神2:玉姫命(たまひめのみこと)

田縣神社豊年祭
続いて玉姫命(たまひめのみこと)の神輿です。田縣神社のもう一柱の御祭神です。この尾張地方の神である大荒田命(おおあらたのみこと)の王女様です。玉姫命(たまひめのみこと)は、大縣神社の姫之宮にも祀られていますね。大縣神社の豊年祭(通称まんこ祭り)はこちらの記事でどうぞ。

当日のスケジュール「大縣神社(おおあがたじんじゃ)豊年祭」【愛知】
愛知県犬山市の大縣神社・豊年祭は別名・姫の宮まつり、おそそまつりとも呼ばれます。奇祭として有名な祭りです。当日のタイムテーブルにそって、写真とともにご紹介します。

【14:30】大男茎形(おおおわせがた)・神輿登場

田縣神社豊年祭
メインの大男茎形(おおおわせがた)神輿が担がれてきました。ロープの内側に入らないように警察官や係の方々が叫んでいるのですが、みなさん押すな押すなの大混雑。神輿が通り過ぎると、一同一斉に神輿について移動を始めます。

【14:35】神輿パフォーマンス

田縣神社豊年祭
この先に踏切があるのですが電車の通過時刻との調整のために、途中で立ち止まってぐるぐる回ったり、ぶんぶん振り回したりのパフォーマンスが行われます。その度に観客から拍手やら歓声が上がって最もエキサイティングな瞬間です。警察官も近づこうとする素人カメラマンを押し戻したり、叫んだりでカオス状態。

【14:45】神輿パフォーマンス3

その様子を動画でご覧ください。わっしょい、わっしょい、盛大に踊っております。この神輿パフォーマンスは途中何度も行われます。巨大な大男茎形は重さが300キロ以上ありますから、バランスを崩して落っことしそうになったりしてかなりスリリング。これはそのヒヤリとする瞬間です。

【14:50】踏切渡り

この後最大の難関、踏切渡りがあります。一歩間違うと電車と衝突という大惨事になりますから、担ぎ手のみなさんの緊張感もマックス。狭い踏切は観光客と神輿でぎっちり。無事渡りきりましたよ。それにしても踏切の注意書き「竿を車で押して出る」の文句が妙に面白い。

【15:30】境内に神輿突入

田縣神社豊年祭
そして神輿は国道に移動。田縣神社の境内に突入するのが午後3時半。午後4時には餅まきが行われます。国道の移動は大渋滞の中進みますので、かなりスローペース。踏切渡りを見たら、早めに別ルートで境内に移動し屋台でモノを食べたりおみやげを探して、ベストポジションで神輿到着と餅投げを待つのが良いかと。そうそう、おみやげにこの飴をお忘れなく。(2012年03月15日訪問)【麻理】

ご神体は巨大な男根型みこし「田縣神社(たがたじんじゃ)豊年祭」【愛知】
大縣神社豊年祭が女性のお祭りとするなら、田縣神社の豊年祭は男性のお祭り。通称へのこまつり、ちんこ祭りと呼ばれています。文字通り、巨大な男根を模した御輿で知られる奇祭です。
超リアル過ぎる男根のぼりに仰天!「田縣神社豊年祭」【愛知】
まんこ祭りin犬山市に引き続きちんこ祭りin小牧市にも馳せ参じました。愛知県田縣神社の豊年祭です。通称はへのこまつり、ちんこ祭り。今年も例年通り03月15日に行われました。

参考文献

地図&情報

田縣(田県)神社(たがたじんじゃ)豊年祭

住所 :愛知県小牧市田県町152
電話 :0568-76-2906(田縣神社)
開催 :毎年3月15日
入場料:無料
駐車場:無料 ※毎年大混雑になりますので公共の交通機関をお使いください
関連URL:田縣神社公式サイト

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