岐阜県関市と言えば刃物の町として有名。関市内のメーカ、カミソリ製品や理美容製品のフェザー安全剃刀株式会社による、日本唯一のカミソリ博物館フェザーミュージアムを訪ねました。
男性用だけでなく女性用カミソリも
これはCMように製作されたカミソリロボット。この写真のように男性のT字カミソリを連想する方が多いかも知れませんが、フェザーには女性用の産毛剃り、眉カットハサミから手術用のメスまであらゆるラインナップがあります。
まずは上を見上げてみよう
入館してすぐに見て欲しいポイントが天井。見上げてみると蛍光灯カバーがなんとカミソリの刃でできているんです。こんなところにも心憎い演出が。施設は1階、2階と分かれていますが、まずはメインの2階へ行ってみましょう。
充実した10000点以上の展示品
とにかく広い、展示物がいっぱい。じっくり見るなら半日はかかってしまうような充実した展示です。カミソリに関する展示品が10000点以上。説明書きも分かりやすく面白いギミックが多いので、ひげ剃りを使わないお子さんでも楽しめます。
ヒゲがないと「誰?」
ヒゲとカミソリの歴史を学ぶコーナに、ヒゲを剃ってみようというシミュレーションが。アインシュタインや織田信長など歴史上の有名人のヒゲを剃るとどんな顔になるかという画像です。伊藤博文ってヒゲをそると貧相なオジサンになっちゃうのね。男性はヒゲで遊べるからいいなあ。
床屋の歴史を学ぼう
ここは床屋の歴史のコーナ。髪結から、床屋として確立されるまでの歴史を紹介しています。この髪結いロボットはエアシリンダサーボモータを採用した8軸シーケンサ制御。残念ながら動いてませんでした。
マッドサイエンス的パーマネント
珍スポットにかかせないマネキンもなかなかの出来。昔のパーマネントってマッドサイエンティストの実験みたいなご大層な道具だったんですね。現代の美容院は以外にハイテクなのでした。
藤城清治氏の影絵もフェザーの刃で
以前ご紹介した山梨の昇仙峡影絵の森美術館の藤城清治氏もフェザーカミソリの愛用者です。なんと1日に300枚も使う日があるんだとか。特に目の部分は作品の成否がかかっているので必ず目から切り始めます。
ちょっぴり不気味なメディカルコーナ
これはメディカルコーナ。メスなど病理用の刃物の分野にもフェザーは進出しています。マネキンで手術室を再現した展示はかなり不気味。目つきがかなりアブナイです。いったい何の手術をしてるんだか……。
やはり主役はヒゲ男子
全体をざっと見てみると、やはりフェザーミュージアムの主役はヒゲのある男子だなあと感じます。いろんな形のヒゲをマネキンの首にはりつけてあるコーナや、自分のヒゲを拡大して見られるヒゲスコープなど、女性より男性の方が楽しいかも。
ヒゲを剃ってさっぱり!
1階のお土産コーナにはオール金属、オールガラスなどユニークな洗面台が勢揃いしたシェービングコーナだってあるんです。実際にフェザーの製品を使ってヒゲを剃ることができますよ。おヒゲ自慢の方はここでさっぱりしてみてはいかが?(2007年09月17日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
フェザーミュージアム
フェザーミュージアムは2016年03月13日にリニューアルオープンしました。この記事はリニューアル前のものです。住所 :岐阜県関市日ノ出町1-17番地
電話 :0575-22-1923
時間 :09:30~16:00
休館日:火曜 ※臨時休館あり
入館料:無料
駐車場:無料
関連URL:フェザーミュージアム