岐阜県のナイフ博物館はマニアの間で有名なガーバー・サカイ株式会社の博物館。玄関には全長5.1m、重さ600kgの巨大なナイフを展示。館内には世界中のナイフが集められています。
国内有名ナイフメーカ・ガーバー・サカイ
刃物の町・岐阜県関市。うろうろしていますと「関の名所!日本初のナイフ博物館」という看板が目に入りました。「世界のナイフが一堂に」のうたい文句に引かれて向かってみました。
本格ログハウスの建物
建物自体はカナダ・バンクーバーから輸入されたログハウス。直径30~40センチの米松が197本使用された本格的な造り。ワイルドなナイフのイメージにぴったりですね。でも私のようなシロウトには入りにくいやや雰囲気……。
本格ログハウスの建物
全長5.1m、重さ600kgの巨大なナイフがショーケースに入っています。これはガリバーナイフです。ガリバーくらいしか持てないだろうということで命名。もちろん世界最大で、ギネスブックにも掲載されています。
世界30ヶ国のナイフが約1500点
内部には世界30ヶ国の珍しいナイフ、貴重なナイフが約1500点集められています。ギラギラ光るナイフが整然と並んでいます。ガーバー・サカイの製品もずらり。ガーバー・サカイはナイフ一本を作るのに200工程もかけるというんだから驚きます。刀剣造りの伝統技術に新しい技術をプラスした繊細なナイフです。
最近やや肩身の狭いナイフ
最近刃物を使った犯罪が多いですし、ナイフを持ち歩いて職質を受けたらやっかいなことになるご時世です。でももともとナイフは石器時代に狩猟や調理のための日常生活品でした。長い歴史の中では武器としても使用されてきました。
門外漢の私には……
今でもナイフは武器として使われていますが、一般的にはアウトドアだけでなく、骨董品として、美術品として愛されています。ただ正直言って、マニアの方だったら垂涎のコレクションだと思うんですが、門外漢のワタクシにはさっぱりです。
ランボーのサバイバルナイフも
あ、この写真は! スタローンのアクション映画『ランボー』のサバイバルナイフかしら。
米国のナイフ作家(カスタムナイフ製作者)であるジミー・ライル(ランボー・ランボー/怒りの脱出)、ギル・ヒブン(ランボー3/怒りのアフガン)に特別発注されたもので、実用性よりも映像的な見栄えが重視されている。戦闘を意識したファイティングナイフ(一種の剣)の中には同じ位の長さを持つナイフもあるが、ランボーナイフはサバイバルナイフというジャンルの中では例外的なサイズとなっており、刃渡りが30cm近いこれらのナイフは、完全に実用性は考慮されないコレクター向けのナイフとなっている。
(ウィキペディアより引用)
ふーん。実用向きじゃないのね。
ナイフマニアに至れり尽くせり
驚いたのは、ナイフ関係の専門誌のコーナ。いやー、知らなかった。ナイフだけでもこれだけの雑誌が出ているのね。隣の別館はガーバー・サカイの製品を購入できるショールームになっています。またナイフ作り体験もできるそうです。マニアにとって至れり尽くせりのスポットですね。(2007年09月17日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
ナイフ博物館(ないふはくぶつかん)
住所 :岐阜県関市平賀町7
電話 :0575-21-2239
時間 :10:00~16:00
休館日:土日祭日、お盆休暇、年末年始
入館料:無料
駐車場:無料
関連URL:ナイフのG・SAKAI(ジーサカイ)