刃物の町岐阜県関市には刃物関係のミュージアムがたくさんあります。世界のナイフ資料館もその一つ。世界の有名ナイフ、珍しいナイフなどがずらりと展示されています。
ナイフ専門店がひしめく関市
関市内には北正、K.T.カトラー、山秀、そして、前回ご紹介したガーバー・サカイとナイフ専門店がひしめいています。
ナイフメーカ・SETOカトラリー所有の資料館
それぞれのメーカは独自のショールームを持っていることが多いようです。この世界のナイフ資料館はSETOカトラリーというメーカのコレクションを公開している資料館なんですね。
世界中の名ナイフがぎっしり
資料館はショップの横に隣接しています。階段を上った二階部分がコレクションルームとなっています。ヨーロッパ騎士の刀剣、イングランド紳士の刀、開拓者時代のカウボーイのナイフなどなどホールにぎっしりと並んでいます。
私にはネコに小判ですな
例によってナイフの知識ゼロのワタクシにはさっぱりなものばかりです。貴重な資料もあるのだと思いますがネコに小判状態で。申し訳ない。きっとマニアにとっては垂涎の品ばかりなのだろうなと思います。
バタフライナイフへの思い
バタフライナイフのコーナはSETOカトラリーさんの思いが込められた展示でした。説明書きにはこんなふうに書かれています。
1998年初頭、心無い少年がバタフライナイフを使って、警察官を襲うという事件が何件か発生しました。それをきっかけに当局、マスコミから、さらに同業者である刃物業界からもバタフライナイフへの非難の集中砲火を浴びました(中略)事件の本質を考えず、バタフライナイフをいけにえにすることで、全ての問題が解決できるのでしょうか?
ナイフを使った犯罪と規制
そう言えばテレビドラマに登場したバタフライナイフを真似て、少年が事件を起こして問題になったなんてこともありましたね。アメリカでは多くの州でバタフライナイフは禁止されているそうです。とても残念ですね。
道具ってなんだろう
個人的な意見としてはナイフはあくまで道具。人によっては芸術品だったりコレクションのアイテムだったりしますが、コンピュータやクルマ同様、事件や事故の罪は道具にはなく使う人にあります。道具ってなんだろうなといろいろ考えさせられるスポットでした。(2007年09月17日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
世界のナイフ資料館(せかいのないふしりょうかん)
住所 :岐阜県関市稲口町広瀬674
電話 :0575-22-8892
時間 :10:00~17:00
休館日:日曜日、祝日、年末年始、お盆、ゴールデンウィーク、シルバーウィーク
入館料:無料
駐車場:無料
関連URL:SETOカトラリー 世界のナイフ資料館