岐阜市歴史博物館。体験型の戦国ワンダーランドでは真っ白な人形で当時の人々の暮らしを再現しています。バブル時代の1985年にオープンしたので壁や床も大理石のゴージャス設計です。
体験型の戦国ワンダーランド
戦国ワンダーランドは、戦国時代の庶民の様子を再現したハンズオン(体験)型の展示施設。別名・楽市立体絵巻と言いまして、当時の楽市楽座の通りを歩けるようになっているんです。
博物館というより芸術作品っぽい
この展示が変わっているのは人形が真っ白というところ。彫刻家・ジョージ・シーガルの作品みたいですね。また照明が凝っていて、薄暗い中人形にスポットライトが当たっているので、よりアーティスティックな雰囲気に。
真っ白け人形は超シュール
馬を引いたおじさんに話しかけるじょうちゃんも、道ばたでこま回しをしているぼっちゃんも、みんな真っ白け。シュール。実際に貝でできたこまが置いてあるので独楽回しをして遊ぶこともできますよ。
一人だったら不気味で怖いよ
白い動かない人たちの横をすり抜けながら展示物を見ていると、奇妙な気持ちがしてまいります。なんだろうこの不気味さは。幸い観光客がちらほら歩いていたので良かったのですが、一人だったらかなり怖い。
明るい笑い声にひかれて行くと……
そんな中、ある建物の中から黄色い笑い声がしましたので近寄ってみると、着物のコスプレ体験をやっていました。甲冑や南蛮人の洋服、戦国時代の着物を無料で着られるんです。学芸員さんが着付けをしてくれますから着付けができない方もご安心を。
女装男子中学生に萌え
中を覗いてみると中にいたのは中学生男子4,5人のグループ。2人が信長とその奥方・お濃の方の扮装をしています。しかも両方男子中学生。お濃の方と信長でじゃれあっているのがなんとも可愛い~。目尻が下がります。写真を撮らせてくれてありがとう。
浮世絵の版画にチャレンジ
他の展示物は撮影禁止なのでご紹介できず残念。こちらの浮世絵版画体験はOKをいただきました。色別に彫られた版木が4つあり、順番にインクをのせて紙を押しつけていくというもの。元絵は渓斎英泉の「長柄川鵜飼船」。
なんか悪い病気の人みたいだ
黒、青、茶色、赤……と印に合わせて紙を置いてばれんでこすります。私のような素人でも見事浮世絵が刷れましたよ。でも赤のインクが上手く乗らなくて、なんだか悪い病気にかかってるようなおじさんになってしまいました。
天下布武グッズは必見
そしてミュージアムショップ。岐阜市歴史博物館オリジナルデザインの天下布武グッズは必見です。英語などとりまぜてオシャレっぽくしてありますが、極太ゴシック体で黒々と印字された天下布武の文字と朱の印が破壊力大。君もこれで天下狙ってみないか?(2007年12月02日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
岐阜市歴史博物館(ぎふしれきしはくぶつかん)
住所 :岐阜県岐阜市大宮町2-18-1
電話 :058-265-0010
時間 :09:00~17:00(受付は16:30まで)
休館日:月曜、祝日の翌日、年末年始
入場料:大人310円
駐車場:岐阜公園に有料駐車場あり
関連URL:岐阜市歴史博物館