赤目は48もの滝が集中する国定公園・赤目四十八滝が有名なんですが、珍スポット的には日本サンショウウオセンターがお勧めです。サンショウウオが160匹も飼育されているのですよ。
160匹のサンショウウオを飼育
日頃の行いが悪いのか大阪オフ会の翌日から風邪をひいてしまった私。翌日ようやく熱も下がったので石切神社へ向かうと大渋滞に巻き込まれ断念。せめて1カ所だけでもと三重県名張市の赤目へやってきたわけです。
水槽の中でのっそり
館内には観光客はほとんどいませんが、様々なサンショウウオがうようよいますよ。この水槽の中では50センチほどのが一匹のそーっと動いていました。寿命についてはよくわかっていないのですが、ヨーロッパで51年も生きた記録があるそうです。でも50年も水槽の中ってのは辛い。
美しい環境の地赤目
「生きている化石」と呼ばれるオオサンショウウオの骨格標本。オオサンショウウオは大きいもので体長1メートルを超す、世界最大の両生類であり国の天然記念物です。サンショウウオは水の美しい場所しか生息できないので、ここ赤目は環境的に適しているんですね。
懐かしのウーパールーパー
覚えていますか、かつて一世を風靡したウーパールーパーのことを? ウーパールーパー(アホロートル)はメキシコ市周辺の湖に生息する、幼形成熟(ネオテニー)の両生類です。ネオテニーってのは成体に変化せずに子供の時のままの姿で大きくなること。現地の人はなんと焼いて食べるそうですよ。
オオサンショウウオ型のじゃんじゃの水
赤目は忍者のふるさとでもあります。センターの外にあるじゃんじゃの水は忍者が修行の時に身を清めた水です。オオサンショウウオの形になってますね。
赤目四十八滝へいざ行かん
センターの入場券は赤目四十八滝への入場料も兼ねています。せっかくここまで来たんだもの、貧乏根性で雪の四十八滝へ向かいました。
縄を靴に巻き付けて登山
入り口には雪で滑らないように、縄が置かれています。これを靴に巻き付けて山に登るわけです。センターと違い、滝は名所として人気があるのか高齢者の方々がたくさんいます。これなら私でも大丈夫じゃない?
あっけなく挫折・断念
しかしこれが甘かった。高齢者と言えども、みなさんバリバリ本気。スパイク付きの登山靴に、リュックを背負っています。一方私は、縄を巻き付けた革靴にハンドバック。「山をなめんな!」と怒られそうなチャラチャラした服装です。しかも猛烈に寒い。熱がぶりかえし頭がガンガンしてきました。
3滝しか見ずに引き返す
そんなわけで48滝のうち、3滝しか見ずに引き返してきました。ヘタレ。でもオオサンショウウオとウーパールーパーに会えたからいっか。(2006年01月09日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
日本サンショウウオセンター
住所 :三重県名張市赤目町長坂861-1
電話 :0595-63-3004
時間 :08:30~17:00(04月1日~11月30日) 09:00~16:30(12月01日~03月31日)
休館日:12月28日~12月31日
入館料:大人400円(赤目四十八滝入山料含む)