激流をエアボディーボードにつかまってくだっていく川の遊び、リバーボード。水面に近い目線で、激しい川の流れに巻き込まれるからスリルたっぷりですよ。三重県で体験しました。
日本一の清流・宮川
ここは奥伊勢、三重県多気郡大台町。宮川上流の領内峡です。渓谷と清流がすがすがしい風景。宮川は延長約90kmの三重県内を流れる川では最大の河川で、国土交通省の水質調査で全国一位になるほどの素晴らしい清流なんですよ。
フィンとボディーボードを使用
キャニオンスイミングでは、ウェットスーツにライフジャケットを使いますが、リバーボードではさらにフィン(足ひれ)と空気の入ったボディーボードを使います。
このボードは一人用。足ひれと体重移動をうまく使って、自分のコントロールで激流下りをする遊びです。他の人を頼れず、自分一人で操縦しないといけないから緊張感も高まります。
のんびりゆったりもできます
と言っても、川の流れの速い所とおだやかな流れのところが交互にやってくるので、常に神経をはりつめる必要はありません。流れのゆるやかなスポットでは、ボードにつかまって漂っているだけでゆっくりと川下に移動できます。
高校生以上が対象
激流スポットでは写真を撮っている余裕はなかったため、このレポートではのんびりした写真ばかりになっていますが、リバーボードはハードなウォータースポーツです。このツアーの参加対象は高校生以上。小さいお子さんは参加できません。でも女性もたくさん参加されているので普通の体力があれば大丈夫。
【動画】リバーボードの様子をどうぞ
【動画】とても分かりやすい動画をパワーゾーンでアップされていますので御参考までに。楽しそうな雰囲気が伝わりますね。みなさんうまくボードを使いこなして川下りしています。
カウントダウンでジャンプ
もちろん飛び込みもあり。尻込みしている人も多いのですが、カウントダウンが始まるとみなさん律儀にジャンプ。飛び込む前は心臓バクバクですが、飛んでしまえば案外なんともありません。達成感と満足感でつい笑顔になってしまいます。
ひととおり体験しました
私がこのリバーボードに参加したのは去年で、その前の年はシャワークライミングも体験しています。そして今年はキャニオンスイミング。それぞれ違った面白さがあってどのツアーも大満足。リバーボードはスピード感があって冒険気分を楽しめますし、キャニオンスイミングはたっぷり泳げてバラエティに富んだ水遊びができます。
ボードを持って登り降りがきつい
あえて一つだけ難を言うなら、リバーボードは装備を自分でかついで山から川へ下る(帰りは登る)必要があること。これが猛烈に辛い。足と腰にがっつりきます。空気でふくらませてあるとは言え、ボディーボードがかなり重く、ウェットスーツで汗びっしょりの体には相当こたえる。翌日の筋肉痛は覚悟してください。
でも苦行があれば楽しさ倍増
でもそれだからこそ、川に入った後のすがすがしさは格別ですし、終了後に近くの天然温泉に浸かった時の気持ちよさを味わうことができます。リバーボードのツアーは、ランチBBQのプランもありますよ。川遊びは6月から9月の間楽しめます。最後の夏を満喫したいあなたにおすすめです。【麻理】(2011年07月17日訪問)
参考文献
地図&情報
パワーゾーン・リバーボード
集合場所:三重県多気郡大台町薗993(奥伊勢フォレストピア)
電話 :052-788-7575
料金 :大人9,000円(半日)〜 ※コースによるので要確認
日程 :06月〜09月
時間 :コースによるので要確認
駐車場:無料
関連URL:リバーボード奥伊勢:POWERZONE