健康食・ゴマに関するテーマ館・胡麻の郷が岐阜県関ヶ原町にあります。やなせたかし先生のザ・セサミブラザーズのシロゴマンとクロゴマンがお出迎え。ゴマを食べれば元気になれる!
観光客いっぱいの人気スポット
運営はゴマ製品製造販売の真誠インダストリアル・パーク。大型観光バスが次々と乗り付け、中高年のお客様がたくさん訪れていました。これは全長7.5メートルの元気の樹。お客様の元気と健康を願った木です。もちろんこれは本物ではありません。
元気百倍シロゴマン&クロゴマン
胡麻の郷(ごまのさと)のイメージキャラクタ、ザ・セサミブラザーズのシロゴマンとクロゴマン。ご存じアンパンマンのやなせたかし氏デザインです。ひと目見てやなせ作品だと分かりますね。
世界で唯一のゴマテーマパーク
胡麻の郷は世界で唯一のゴマテーマパークとして2000年にオープンしました。ゴマというニッチジャンルながら、展示品、映像資料なども充実していて結構見応えがあります。これはエジプトのごま油を使ったミイラづくりのジオラマ。へえ知らなかった。
世界最大のゴマ輸入国日本
実は日本は世界最大のゴマ輸入国。現在は中国、タイ、ベトナム、アフリカ、スーダンからの輸入が多いそうです。なぜ「胡麻」というかというと、中国の胡国からシルクロードを経て伝えられたから。でも現在の中国では「胡麻」でなく「芝麻(チーマー)」と書くんですね。
実在するセサミストリート
1950年代にアメリカ南部で創業した会社が、ゴマ栽培のための土地をセサミ(ゴマ)ストリートと名付けました。創業者は地域の教育活動に熱心で、その姿勢に感心したテレビ会社が作ったのが世界的に有名な子供向けテレビ番組『セサミストリート』。セサミストリートって実在する町だったのか!
古来から世界中で認められる健康食
エジプトの世界最古の医学文献『テーベメディカルパピルス』、古代中国の生薬の書『神農本草経』、インドの伝統医学アーユルヴェーダにもゴマの効用が書かれています。ギリシアのヒポクラテスは「ごまは活力を生み出す優秀な栄養食品である」とも言っているんだとか。
胡麻神社で健康祈願
一抱えほどもある石がドンと置かれていました。これは胡麻神社。縄文時代の晩期に日本に伝わった胡麻をあがめ、大胡麻御力真誠石(だいごまおんちからしんせいせき)を御神体として奉ったもの。また密教の護摩(ごま)の祈祷にも通じるそうで。
石の表面をよーく見ると
注意書きをよく見てみると、石に「真」と「誠」の字が浮かび上がっているそうなんですよ。うーむ、よーく見るとそう見えるような見えないような……。石の模様から最初にこの字を読みとった人を心から尊敬します。
ゴマ、美味しいよ、ゴマ
企業系のテーマパークにお約束の販売コーナ。ゴマ製品がお買い得価格で提供されています。私もしょうゆ味ごま(160g入り300円)と梅味ごま(160g入り300円)を購入。家でご飯にふりかけて食べたところ激美味。サラダにスパゲティにとガンガンかけまくったらすぐになくなってしまいました。しまった、もっと買っておけば良かった。(2007年09月30日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
胡麻の郷(ごまのさと)
住所 :岐阜県不破郡関ヶ原町玉1565-10
電話 :0584-43-0073
時間 :10:00~17:00
休業日:12月25日~2月末日
入場料:無料
駐車場:無料(130台)
関連URL:胡麻の郷