和歌山県奇岩シリーズその2は白浜三段壁です。長さ2km、高さ50mという大岩壁。『火曜サスペンス劇場』のラストで犯人が告白するシーンによく登場する場所としても有名ですね。
熊野水軍の隠し洞窟
白浜三段壁(しらはまさんだんべき)には地下36メートルに洞窟がありまして、平安時代の熊野水軍の隠し洞窟だったと言われているんです。私は残念ながら見学はパスしましたが、お時間のある方はご覧になってくださいね。
思わず犯行を自白したくなる壮大な風景
紺碧色をした海に、そそりたつ岸壁。壮大な風景です。ここに立つと何もしていなくても「彼を殺すしかなかったのよーっ!」と犯行を自白してしまいたくなります。
岸壁の下に見える、あの赤い点は何?
怖々下をのぞき込んでいますと、断崖絶壁に貼りつくように、赤い小さなものがちょこちょこ動いているんです。はて、ありゃいったい何だ?
まさに釣りバカ!
ズームでレンズをのぞいてみると、なんと釣り人です! 波しぶきがザッパーンと打ち寄せるというのに、竿を握ってアタリを待っています。まさに釣りバカ一代男。よく目をこらすと、あちこちの岸壁にはりついている釣りバカたちが。す、すごい。
自殺の名所としても有名
実はこの白浜三段壁、自殺の名所としても有名です。いのちの電話の看板がそれを物語っています。やめましょうよ。ちっとも楽になんか死ねませんから。助走をつけて思いっきりジャンプしても強風で岩壁に叩きつけられますって。その前にまずは電話をかけましょう。(2006年10月09日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
白浜三段壁(しらはまさんだんべき)
住所 :和歌山県西牟婁郡白浜町白浜三段2927-52
電話 :0739-42-4495(三段壁洞窟観光)
時間 :08:00~17:00
入場料:大人1300円(洞窟の料金・三段壁見学は無料)
休業日:年中無休
駐車場:町営駐車場無料
関連URL:三段壁洞窟|白浜の観光においてもっとも歴史ある景勝地