日本童謡の園のには和歌山県すさみ町立エビとカニの水族館があります。林家一門、永六輔、プリンセステンコーなど有名人がサポーターになっている、手作り感あふれる水族館です。
世界一小さなエビとカニだけの水族館
エビとカニの水族館は「世界一小さなエビとカニだけの水族館」として1994年4月オープン。なぜ、エビとカニなのか? それはすさみ町の主要産業・エビ網漁を表現しているからなのです。
イセエビの本場は伊勢じゃない! すさみだ!
公式ページには「イセエビの本場は伊勢じゃない! すさみだ!」との熱いメッセージが。ええっ、そりゃ言い過ぎでは……。すさみは伊勢に比べると知名度がかなり低いと思う。正直、すさみがエビ漁業やってるのって初めて知ったし。
名誉館長は海老名香葉子氏
しかしエビとカニの水族館は本気です。名誉館長に林家一門のゴッドマザー・海老名香葉子氏を引っ張ってきているところからも分かります。理由? そんなものは「海老(エビ)」だからに決まってます。それ以上も以下の理由もありません。
ユニークなサポーター制度
この水族館にはサポーター制度というユニークな試みを実践中です。1口5000円でエビやカニの仮親として寄付を募っているんです。サポーターになるとお名前が水槽の上に掲示されるんですよ。この写真のヤドカリのサポーターは、林家いっ平氏。水槽の説明書きには「ヤドカリのスイソウ曲を聞いてみたいな! イッペイいるので」。落語家さんらしい。
プリンセス・テンコーもご推薦
結構いろんな有名人がサポーターになってますね。名誉館長の林家一門は当然として、世界最大のカニ・タカアシガニは2代目・引田天功氏と永六輔氏。ちゃんとPRINCESS TENKOとあります。でもなぜプリンセス・テンコーと永六輔氏がペアでタカアシガニなのかは分かりません。プリンセステンコーのメッセージは「貴方も海からのメッセージを感じてください」
100種400点の甲殻類が大集合
すさみ町全面バックアップのイセエビから、毒ありのスベスベマンジュウガニまで100種400点の甲殻類が大集合。たださすがにエビとカニだけでは展示も難しいのか、ザリガニまでもが水槽に入ってます。確かにザリガニも仲間ですからね。
ウニやナマコ、ヒトデも触れる
海の生き物とふれあえるタッチングプールもありますよ。ウニやナマコ、ヒトデがさわり放題。うひょひょ。でもやさしくタッチングしようね。
可愛ければなんでもいい
世界最大のヤドカリ・ヤシガニのケージの隣には、ウミガメの赤ちゃんがたくさん泳いでいます。さすがにカメは関係ないんじゃ。しかも小笠原のアオウミガメだすさみ関係ないし。でもいいや、カワイイから。
江須崎島で大自然を満喫
童謡の園の園内にはこの水族館の他にも、国の天然記念物に指定されている江須崎島もあります。亜熱帯植物が生い茂る美しい島です。水族館で見たヤドカリを磯で見つけられるかも。立ち寄って大満足の珍スポットでした。(2006年10月09日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
エビとカニの水族館(えびとかにのすいぞくかん)
住所 :和歌山県西牟婁郡すさみ町江住808-1(日本童謡の園公園内)
電話 :0739-58-8007
時間 :09:00~17:00
入館料:大人800円
休館日:年中無休
駐車場:無料
関連URL:エビとカニの水族館