豪華なシャンデリアにロココ調の家具──いったいここはどこ? 実は銭湯です。千葉県船橋市の世にもゴージャスなアミューズメント・スパ クアパレスで旅の疲れを癒やしてきました。
地元のお客さんでにぎわう銭湯
入り口からしてキテます。周りは静かな住宅街ですが、ところどころにアクセントカラーのピンクが入っている白亜の建物はかなり目立っていますよ。駐車場には地元ナンバーのクルマがびっしり停まっています。どうやらご近所の方がお客様のコア層みたい。
ファンシーショップかカフェのような外観
街頭や壁のブラケットランプもピンク。小中学生女子の集うファンシーショップかカフェかといった外見です。入り口には白い等身大の女性像。ギリシャ神話の女神かなにかかしら。
ギリシャ彫刻にエンタシス柱、シーリングメダリオン!
屋根の上にも彫刻が乗っていますよ。柱はもちろんエンタシス型。壁にはステンドグラス。天井のシーリングメダリオンは金模様が施されてキラッキラ。こ、これは入るのにかなりのプレッシャーが……。
あまりにも豪華すぎる入り口
勇気を出して踏み込んだ入り口。予想を裏切らないゴージャスさです。大理石のフロアにシャンデリア、天井と壁をつなぐ周り縁にもびっちりと彫刻が施されています。所狭しと置かれる壺、彫刻、絵画!
マンガに出てくるお金持ちの家みたい
なんかマンガに出てくるお金持ちの家(スネ夫君の家とかこんなんかな?)をそのまま具現化したような内装です。ランプとシャンデリアがあっちこっちに灯っていてとにかくキラキラで眩しいっ!
なぜか黄金のツタンカーメン像まで!
なぜか黄金のツタンカーメン像まであります。これいったい何なの? でも驚いているのは私だけで次から次へと入ってくるお客様は全く動じているようには見えません。だんだんびっくりしている私の方がおかしいんじゃないかという気がしてきました。
銭湯でおなじみの下駄箱もLED&ピンク!
一応銭湯らしいものと言えばこの下駄箱。自分の靴を入れて鍵を取る方式の例のあれ。でも普通の銭湯の下駄箱って木製の地味なやつで、LEDで照らされてたり、ピンクのドレープのような飾りがあったりはしませんよね。
入り口の時点で圧倒されてしまう
入り口からして圧倒されっぱなし。この時点で地元民ではない旅行者の私は唖然。とにかく何が何やらよくわからないままに下駄箱に靴を入れて中へ進むことにしました。
暖炉まであるロビーのソファセット
奥に進むとロビーがあります。右手に銭湯のご主人がいる番台(っていう言葉も全く似合わないのだけど)。中央にソファがあります。左手のロココなガラスのディスプレイ棚にはシャンプーやコンディショナーなど商品が並んでいます。そしてなんと暖炉まであるのですよ!
だんだんアンティークのコレクションが増えて……
ご主人にお話をうかがうと、昔は普通の銭湯だったそうですがだんだん趣味のアンティークのコレクションが増えてこのような状態になったのだそうです。他の普通の銭湯と差別化を図ったことで今も大人気の銭湯であり続けているんだとか。
ピカピカに掃除された気持ちのよい店内
私が感心したのは、ホコリ一つ無い室内です。私も自宅をアンティーク風に改造しているのですが、実は掃除がかなり大変なのです。クラシカルな装飾品やコレクションにはあっという間にホコリが溜まるんですよね。なのに辺りがピカピカに掃除されていることに驚きました。
お風呂の中はザ・ベルサイ湯!
さて──肝心のお風呂の内部はどうなっているのか? ロビーや入り口の写真は許可してもらえましたがさすがにお客様がいらっしゃるので無理ですね。私も入浴したところ、それはそれは豪華絢爛で気分が華やぐ内装でしたよ。公式サイトにあるとおり「ベルサイゆ」なお風呂でした。
でもお風呂の中でも驚きつつキョロキョロしているのは私だけで、他のお客さんは普通にくつろいでいるのが妙におかしかったなあ。(2016年10月08日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
アミューズメント・スパ クアパレス
住所 :千葉県船橋市薬円台4-20-9
電話 :047-466-3313
休業日:年中無休
時間 :15:00~24:30(平日) 14:00~24:30(土日祝)
入場料:450円
駐車場:無料(20台)
関連URL:クアパレス || 銭湯価格 ! ! 千葉県船橋市・習志野 界隈のベルサイユ宮殿を思わせるSPAです。