暗闇に光る2つの塔。ある組織の要塞? それとも秘密基地? 実は千葉県印西市にある京成電鉄の印旛日本医大駅です。千葉ニュータウンのシンボルとして2000年に建てられました。
暗闇にそびえ立つ時計塔とドーム
印旛日本医大駅(いんばにほんいだいえき)は時計塔とバベルの塔のようなドームから成る建物です。日の沈んだ後なので分かりにくいのですが、どちらも色が黒々としていてかなり威圧感のあるデザイン。そのためかまるで要塞のような印象となっています。
利用者数はかなり少ないみたい
印旛日本医大駅は京成高砂方面(上り)は1時間に4、5本あるものの、成田空港方面(下り)は1時間に1、2本しか電車がありません。京成線内にある69駅の中では利用者数は68位。2014年の調査では一日の平均乗降人数は1134人なのだそうです。(印旛日本医大駅 – Wikipediaより)
印西市は住みやすさランキング全国一位!
でも少ない利用者数の割にはかなり立派な駅舎ですよ。東洋経済が毎年発表している全国自治体の「住みよさランキング」では千葉県印西市が住みよい自治体として全国一位にランキングされています。首都圏の規模なベッドタウンになっているのですね。
まるで宇宙船の内部のようなドーム
ドームの内部に入ってびっくり! 宇宙船か! 真っ白な幾何学模様で装飾された巨大ホールになっています。格好いいなあ。印旛日本医大駅が関東の駅百選に選ばれているのも納得です。
関東の駅百選に選出された「森の中の駅舎」
印旛日本医大駅は「森の中の駅舎」をイメージして作られたのだとか。ダイナミックな外観だけでなく、駅構内を無段差化したバリアフリー建築も関東の駅百選に選ばれた理由なんですって。お年寄りや体の不自由な方にも優しい駅なんですね。
バリアフリーで自然に優しい建築
調べてみると外装に使われているのは素焼き瓦や自然石、レンガなどで環境にも優しい設計。世界征服を目指す悪の要塞か、地球侵略を狙う宇宙人の秘密基地か──なんて思っちゃってごめん。
駅コンサートも行われる駅舎
この広いコンコースでは駅コンサートも行われるそうですよ。天井が高くてドーム状だから音もよく響くでしょうね。天窓から自然光を取り入れるように設計されていますし、昼間に訪れていたらまた印象が違ったかもしれません。(2016年10月08日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
印旛日本医大駅(いんばにほんいだいえき)
住所 :千葉県印西市若萩1
電話 :0476-98-0587
関連URL:印旛日本医大駅 – Wikipedia