東京銀座のヴァニラ画廊で開催された、人造乙女博覧会。老舗・オリエント工業の超高級ラブドールを間近で鑑賞。まさに天使。オリエント工業ショールムレポと合わせてお読みください。
お約束ですが18歳未満は立ち入り禁止
ヴァニラ画廊はレトロなビルの4階にあります。さあでは入ってみましょう。おっとその前に。この展示会は「18歳未満入場禁止」ですので、18歳未満の方はこちらをクリックして退場してください……と、全く不本意ながらお約束の事柄を書いておきます。
かつてはチャチなビニールダッチワイフ
会場には17人のラブドールが並んでいます。ラブドールとは一般的にはダッチワイフとして知られています。いわゆる男性の性欲を満たすための等身大人形型アダルトグッズ。かつては風船のようにふくらませるチャチなビニール人形でした。
ダッチワイフからラブドールへ
しかし老舗・オリエント工業の製品は、非常に精巧に作られた超高級ダッチワイフ。ダッチワイフという呼び名が全く似合わないことから、1990年代後半から「ラブドール」と呼ばれるようになったのです。
オリエント工業とヴァニラ画廊のコラボ
今年で30周年を迎えるオリエント工業と、フェティシュな展示を得意とするヴァニラ画廊とがタッグを組んで生まれたのが今回の企画。これまでラブドールを全く見たことのない方や興味があっても実物を見られなかった方のためへの画期的なコラボレーションです。
男性よりも女性の方がじっくり見学
ギャラリースタッフの森さんによると、開催以来大勢の(18歳以上の)老若男女が入場しています。やはり男性が多いようですが女性も結構いらっしゃるそうです。むしろ女性の方が同性であるだけ、化粧やプロポーションなど、ドールを見る眼が厳しいのだとか。衣装はすべてオリエント工業で用意されているもの。和服姿が色っぽいですね。
ラテックス製・ソフビ製、シリコン製
こちらは身長140cm、体重9〜14kgの幼いイメージの娘たちのコーナーです。ギャラリーのラブドールは素材別に、3種類に分けられます。ラテックス製、ソフトビニール製、シリコン製。現在の商品としてはソフトビニール製とシリコン製の2種類しかないのですが、一番の違いはそのお値段。ソフトビニール製は約20万円、シリコン製は約60万円。クルマ買えますね。
本物のおっぱいよりも硬い……?
今回展示されている17体のうちこちらの2体を実際に触ることができます。シリコン製の胸をもんでみたお客さんの感想は「意外に硬い……」。実は人間の胸の感触にそっくりな(ヌーブラみたいな)柔らかい胸も作れるのですが、あえて硬くしているんですよ。
あくまで実用のためのドール
それはラブドールがあくまで「実用」のための人形であり「鑑賞」のための人形ではないから。柔らかすぎる胸では触ったりもんだりしているうちにちぎれてしまいます。オリエント工業の職人さんは、耐久性と柔らかさの両方を秤にかけながら、試行錯誤を続けているのだそうです。
ぜひヴァニラ画廊へ!
ぜひ開催期間中にヴァニラ画廊で彼女たちと会ってみてください。私も彼女たちにガッチリハートを捕まれましたよ。あなたもそうですよね。「物足りない! もっとラブドールについて知りたい!」なんて声も聞こえてまいりました(幻聴)。
次回はさらに深いラブドールの世界をご紹介
今回は初心者向けにほんの入り口をご紹介しただけです。次の記事でオリエント工業ショールームを訪問したレポートを公開します。よりディープに体当たり取材してまいりましたので、どうぞご期待くださいませ!(2007年06月27日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
ヴァニラ画廊 人造乙女博覧会(ゔぁにらがろう じんぞうおとめはくらんかい)
2007年06月18日~06月30日限定開催の展覧会です。常時展示ではありません。期間 :2007年06月18日~06月30日
住所 :東京都中央区銀座6-10-07※旧住所
東京都中央区銀座八丁目10番7号 東成ビル地下2F
電話 :03-5568-1233
時間 :12:00~19:00(平日) 12:00~17:00(土・祝)
休廊日:月曜(祝日の場合翌日)年末年始
入場料:500円(特別編集・豪華ブックレット付き)
駐車場:なし
関連URL:リアルラブドール オリエント工業
ヴァニラ画廊 -Vanilla Gallery –